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バイク・雑感
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「 2006年08月 」 の記事一覧
ZEPHYR 1100
今日は、この1ヶ月相棒だったZEPHYR 1100についてひとつ。
年式は92年。いわゆる初期型らしい。 走行距離は、私の手元に来た時点で18900km。 変更点としては、ドクター須田で吸排気系をチューンしたフルパワー仕様。 だが、このZEPHYR、年に数えるほどしか(昨年は1回のみ)動かさない。 従って、最低限(車検に通る程度)の整備はされているが、完調とは言いがたい状態。 なので、あくまでも街乗り、ツーリングペースでの感想である。 ![]() ZEPHYRを見て最初に感じたのは「でかい、長い、懐かしい」である。 実際、R6ならすっぽり隠れる車体カバーが、少々寸足らずになってしまう。 だが、少し目が慣れてくると割合コンパクトにも感じる。 画像の場所から道路にZEPHYRを押して移動する。 「お、重い」 そりゃそうだ。乾燥重量でR6との差が80kg以上は楽にあるのだ。 だが、ハンドル切れ角がR6とは比較にならないほどあるので切り返しは楽。 周囲の安全を確認して跨がる。 シートがずいぶん柔らかい。サスの沈み込みを抜かしても体感で1cmくらい沈む感じだ。 で、足着きだが、身長167cmの私で、両足の指全部と根元が着くくらい。 見た目よりもしっかり足が着くので安心感がある。 そしてエンジン始動。 「バラン、バラン」と1気筒ずつ動いているような感じは、昔友人が乗っていた GPz400Fを彷彿とさせる。 アイドリングが落ち着いた(850rpm近辺)所で発進。 ほとんど回転を上げることなく1000rpmあたりでヌルリと走り出す。 ライディングポジションは、前傾することもなく、膝の曲がりも緩く、 ハンドルもスッと前に腕を伸ばしたところにあるという、緊張を強いられないもので、 教習所のCB750を彷彿とさせる。だが、着座位置付近はCB750よりスリムに感じる。 アクセルを開けてみると、「強大なトルクで怒濤の加速」という感じは受けないが、 回転数は低くても車速の乗りが良く、少々不思議。 例えば3速1300rpmからでも「ドルルルルッ」と小気味良く加速してゆく感じは 虜になりそうなくらい楽しい。 そんな感じなので、回転数を気にせずイージーに走れる。 ちなみに1速は、タコメーターとスピードメーターの針が連動している感覚。 具体的には、1速3000rpmで30km/h、4000rpmで40km/hというように。 2速になると3000rpmで50km/h、4000rpmで60km/hというように数字2つ分先行。 3速は、3000rpmで60km/h、4000rpmで70km/hと数字3つ分先行。 だが、6500rpmを越えたあたりから各ギア共、スピードが数字もう1つ分ずつ先行し、 加速もそのあたりから一段と鋭さを増す。 ブレーキは、年式のせいもあるのだろうが、「鋭い制動」にはほど遠い。 決して効かないわけではないのだが、制動力の立ち上がりが感じられず、 最後まで「スーッ」と一定の制動力のまま。 いわゆる「握り込んで奥で効く」というのとも違い、少々不安に感じた。 が、これはR6と比較しての事なので実際は十分な制動力かもしれない。 そして、コーナーリングだが、これがまた独特だ。 リヤの接地点を軸にフロントが「グイーッ」と回り込んで行く感じ。 最初はその挙動に戸惑ったが、慣れてくると「グイーッ」がなんとも楽しい。 かといって決してダルな特性ではない。 たしかに切り返しはヒラリ、ヒラリとはいかないが乗り手の意思に忠実で安定感がある。 この特性はフロント19、リヤ18インチというホイール径の設定にあるのかもしれない。 今回は、タイヤがアレだったのでかなり気を使って走らねばならなかったのだが、 (タイヤに)気を使わない状態でもう一度乗ってみたいと思う次第。 参考までに燃費は終始リッター10kmから一番良くて11km。 ここのところのガソリン高騰のせいで懐が痛かった。 スポンサーサイト
テーマ:バイク - ジャンル:車・バイク R6 復活!
午前10時少し前。
携帯電話が、着信の音色を響かせる。 着信画面を見るとバイク屋からだ。 YAMAHAから進捗状況の連絡でもあったのだろうか? そんなことを思いながら電話に出る。 「あ、あがてさん?バイク、戻って来てるんだけど」 「へ?」 事前の連絡無しで戻ってきたようで、少々社長も慌てているようだ。 とりあえず夕方にR6を取りに行くことにして電話を切る。 そして夕方。 約1ヶ月、距離にして600km私の相棒を務めてくれたZEPHYR1100に跨がりバイク屋へ。 いつものように店の裏手に回ると、そこには見慣れたR6の姿。 『おおー、帰って来たね』 R6を眺めながら店内に入ると、社長は接客中。だが、私に気付くと 「あがてさん、ちょっとそのへんひと回り走って来てみて」とキーを差し出して来た。 「は~い」 キーを受け取り、ブレーキレバーにぶら下がっている「修理完了」のタグを外し、 イグニッションをON。タコメーターの針がビュンと振り切りまた0の位置に戻る。 それを待って、セルスイッチを軽く押す。「キュル、フォン」 機嫌良さそうにエンジンが目を覚ました。 しばらくアイドリングのまま様子を見る。 修理前に起きていた失火症状は治っているようだ。 道路に出るべくR6を押して行く。「か、軽い!」こんなに軽いバイクだったか? 適当な所で跨がり、発進。 「ゲッ!」まるで正座したまま前屈みになったようなポジションに戸惑うばかり。 すっかりZEPHYRに馴染んでしまっている自分に愕然とする。 エンジン回転に注意を払いながら10kmほど走り、異常がないことを確認して店に戻り、 社長から今回の修理について説明を受ける。 まず、症状については約200kmの実走行も含めいろいろ検証作業をしたが再現できなかった。 また、コンピューターの方にもエラー等の履歴は出ていなかった。 が、ブラグをチェックすると1番シリンダーのプラグのみが燻っている状態だった。 以上の点から、各気筒CO値の再調整、及び同調を取り直し、プラグ交換と スロットルポジションセンサーの交換をしたそうな。 実際、もう少し走りながら様子を見る必要はありそうだが、症状も治まってるし、 まずは、めでたく復活ということで。
テーマ:バイク - ジャンル:車・バイク 予定外・・・
昨日のことである。
空は曇っているが、天気予報をチェックすると日中はなんとか持ちそう。 そんじゃ、秩父あたりへでも走りに行ってみようかと、代車ZEPEYR1100を引っ張り出す。 空気圧から灯火類等、一通りチェックし異常がない事を確かめてから出発。 予定としてはR463からR299で正丸トンネルを抜け、そこから先は気分次第。 R299で小鹿野あたりを回るのもいいし、素直にR140を走るのもいい。 または手前の県道11号で定峰を抜け小川町へ。なんてのもいい。 頭の中でどのルートにしようか考えながらR463をトットコ走る。 夏の終わりなのか、それとも曇天のせいか、普段より心持ち涼しく メッシュジャケットを通って体に触れる風が気持ち良い。 その涼しい風はグリップを握る手の平にも感じられ・・・・ ふと、そこで我に返る。 私の使用しているグローブは、ほとんどプロテクターの固まりの様なグローブ。 爽やかに風が抜けるベンチレーション機能は搭載されていない。 『なぜだ?』 信号待ちでおそるおそる手のひらを見てみると ![]() !! 出発前には影も形もなかったのに、見事なベンチレーション機能が搭載されているではないか。 もちろん出発後に転倒したわけでもない。 うーむ困った。 別にこの状態で走れないわけではない。だが、なんとなくこの事態が 『今日はこのへんで引き返しなさい』という神様からのメッセージにも思えてくる。 このまま秩父に向かって走り続けるか、それともやめようか? 迷いながら走っているうちにR16の標識が目に入る。 直進してR16を渡ってしまえば飯能方面にまっしぐら。右折してR16に入れば 川越方面、帰宅への道に繋がる。 『どうしよう?』どんどん直進、右折の分岐が近づいてくる。 「え~い、ままよ」本能に従った結果は右折。 秩父行きはパスして、グローブ購入の旅に変更。 まずは、現状の位置から一番近い「ドライバースタンド川越2りんかん」へ。 店に着き、グローブコーナーに行くが、私の欲しいタイプのグローブが無い。 ちょうど通りかかった女性店員に「HYOD(ヒョウドウ)のグローブはありますか?」 と尋ねると「ひょう・・どう・ですか?」 どうもわからないようなので「タイチは?」重ねて聞いた所へ 良く知っていそうな男性店員が横から「タイチはお取り寄せになってしまうんですよ」 うーん、残念。と思ったところへ件の男性店員 「レーシンググローブでしたら今、このメーカーの品をうちではお勧めしてまして」 アメリカのナントカ(忘れてしまった)というメーカーでかなり好評らしい。 試着してみると、なるほど革もしなやかで、プロテクターや縫製もしっかりしている。 ところが、ベンチレーションらしき部品が私の指には微妙に当たってしまう。 経験からして、そういう所で妥協すると後々泣きをみることになるので残念ながら却下。 川越2りんかんを出て、次に目指すは・・・ R254に入り自宅付近を素通りして、笹目通りに入り、谷原の交差点を右折してトコトコ走って到着したのはナップス練馬店。 そそくさとグローブコーナーに行き、名前だけは残っているタカイ、タイチなどを試着しまくり、 最終的に購入したのはこれ。 ![]() HYOD(ヒョウドウ)のHRG-002。 上のベンチレーション搭載型と見比べていただくとおわかりのように、 結局、同じモデルの同じカラーといういささか芸の無い結果と相成った。 ま、私にとっては、このグローブが現在一番使い易くて気に入っていると いうことだ。
テーマ:バイク - ジャンル:車・バイク 『汚れた英雄』
![]() ふっと思い立って、借りてきてしまった。 この映画、かなり前に1、2度ビデオかなにかで見た記憶があり、 その時は何の疑問も持たず「かっこええなぁ」で終わっていたのだが、 今回、あらためて見てみると中々見所満載であった。 一番の見所は、やはり主人公(草刈正雄。走行は平忠彦)の転倒、コース復帰のシーン。 マシンを起こし、シートカウルに足をぶつけながら跨がり、 トンッとトラクションをかけ、クラッチミート。 左上のチャンバーから「ポワッスパンッ」てな感じで小さな白煙が上がり、 次いで右上、右下、最後に左下と順番に1気筒ずつ爆発してゆくのがなんともかっこいい。 そして、それに被さる主題歌が、またそのシーンを盛り上げる。 実際、この主題歌を耳にすると脳内のスイッチが入り、アクセル開度が大きくなる。とか、 押し掛けをする際に、この主題歌が頭の中に流れるなんて人もいるのではないだろうか? また、主人公のマシンは前半'80TZ500かOW45(並列4気筒前方排気)なのだが、 後半はチューンしたということで、外側2気筒を後方排気にしたマシン ('82TZ500らしいが、Fフォークを見るとOW48Rっぽい)に変わっていたり、 ライバルのワークスライダー(勝野洋。走行は木下恵司)のマシンがOW53なのか、 OW54(スクエア4)なのか?はたまたカウルを変えただけのTZ500なのか? なんて考察する楽しみもある。 他にも細かい所で、ヘルメットのシールドがホックでぱっちんと固定するタイプだったり、 主人公の使用しているグローブが、私が昔愛用していたグローブだったり。 ゲートから出走する際に顎紐がダラリと垂れ下がったままなのに マーシャルが注意もしないで出走させてしまうとか、 「セッティングがバラバラだ」とコメントだけしてセッティングの指示もせず 待っている女性と帰ってしまうとか、 ラストでなぜか菅生のメインストレートを逆走している(単に演出上かな)とか、 「?」の付くシーンもけっこうあるが、70年代末から80年代のバイクファンにとって とても面白い映画ではないかと思う。
テーマ:バイク - ジャンル:車・バイク VT250F - 7 - 「停められて」
バイク(車でも)に乗っている人は、1度や2度「免許証拝見」と
停められた経験があるのではないだろうか? 今日は、私が初めて「免許証拝見」に遭遇した話を。 あれは、忌まわしい事故から1ヶ月ほど経った頃だろうか。 慣らし運転をさっさと終わらせようとバイトが終わった後、 まっすぐ帰宅せずそのまま走ることにした。 普段より2時間ほど遅いせいか、交通量も少なく快適だ。 いつものコースを走った後、なんとなく物足りなさを感じる。 『そうだ。教習所の方を回ってみよう』 思いつくまま、VTの進路を卒業した教習所の方に向けた。 午後11時。教習所に到着。 さすがに人なんぞいるわけもなく、煌煌と輝く照明の下、 教習車がひっそりと並んでいる。 よく、夜の人気の無い学校は怖いというが、教習所もなかなかの雰囲気。 並んでいる教習車のドアがいきなり開き、今にも何か出てきそう。 そんなことを想像してしまった私は「お化けなんてないさ~♪」 と歌いながらそそくさと教習所を後にする。 だが、一度想像してしまうと次から次へと怖い話が脳内に浮かんでしまう。 必死になって、少しでも明るい道を目指して走っていると、 前方に赤い光がふわりふわり・・・。 「!」 私は吸い寄せられるように、赤い光の手前でVTを停めた。 「今晩は!」 その声に目を向けると、警官が2人。 「ちょっと免許証を見せてくれるかなぁ」 1人が私に話しかけ、もう1人はVTのナンバー等を懐中電灯で照らしている。 「あ、はい」免許証を話しかけてきた警官に渡す。 「もう遅い時間だよね。どこに行っていたのかな?」警官が聞いてくる。 「えぇ、友達の家に遊びに行ってその帰りです」 ただ走ってましたでは、ややこしい事になりそうなので、適当にごまかす。 「ふむ、そうか。で、このバイクは改造なんてしてないよね」 「もちろん。改造なんてしてません」 と、そこでもう1人の警官が、VTのサイドカバーを照らしながら、 私と話をしている警官に目で合図を送って来た。 合図を送られた警官は、私の免許証をもう一度見て 「このバイク、250ccだよね。で、免許証は小型二輪だよね」 ニッコリ(実際はニヤリ)と笑みを浮かべながら聞いて来た。 『なるほどね』 ピンときた私は、警官に負けないくらいニッコリと笑みを浮かべながら 「免許証の裏を見て貰えます?」 訝しげに免許証の裏を見た警官の顏から一瞬にして笑みが消え、 傍からみてもがっかりとした表情になりながら、 「で、大宮で取ったの?」 「いえ、小型は大宮、中型は教習所です」 「そうか。ま、気をつけてね」 私は、心の中でほくそ笑みながらその場を後にしたのだった。 これだけでは、わけがわからないと思うのでちょっと補足を。 当時の私の免許証は、条件欄に「自二車は小型自動二輪に限る」とあり、 裏面に中型への限定解除のスタンプが押してあった。 つまり、免許証の表を見る限りでは、中型二輪を持っていることがわからないのだ。 で、件の警官は見事に引っかかり、(別に引っかけるつもりは毛頭無いが) 条件違反(250ccは小型二輪免許では乗れない)で、切符を切れると思ったと。 まぁ、そんな話である。
テーマ:バイク - ジャンル:車・バイク VT250F - 6 - 「フレーム交換?」
道に迷うこともなく、ホンダSFに到着。
サービスファクトリーというだけあって、ガラス張りのショールームに新車が陳列。 なんてことはない。 縦長の長方形の敷地は3分割されており、左辺は部品関係と四輪の整備工場、 右辺は2輪の整備工場、そして中央はモータープールと、まさに工場の観である。 モーターブール内の来客用駐輪場にVTを停め、二輪整備工場の受付へ。 修理依頼の用紙に必要事項を書き込んだ後、待合室に通される。 待合室に置かれたバイク雑誌をしばらく眺めていると、 「あがてさん、お待たせしました」 クリップボードを抱えた整備士に呼ばれ、一緒にVTを停めてある場所へ行き、 VTを工場内に入れて損傷箇所をチェック。 その時に、ぶつけられた事を話すと、 「そういう状況ですと、フレームも逝っちゃってるかもしれませんねぇ」 と顔を曇らせながらのたまう。 「え?それってどういうことですか?」 「まぁ、フレームを交換ということになって・・VTだと25~30万くらいかかりますね」 一瞬、目の前が真っ暗になる。 そんなにかかってしまうなら廃車にして、新しく買い直した方が(ローンになるが) 得策かもしれない。 「いや、まだフレーム交換と決まったわけじゃないですから」 私の顔色が悪くなったのか整備士がフォローを入れてくる。 「まずは、フレームの測定をしましょう」とVTをフレーム測定機まで運ぶ。 測定機にVTをセットすると 「では、ちょっとこれを見て下さい」 整備士の示すところには、半円形の大きな表示盤があり、針が付いている。 その表示盤の針は12時の方向を指しており、表示盤は、左右15度位までが青色、 15度から20度位までは黄色、そしてその先は赤色と色分けされている。 「測定を開始するとこの針が動いていきます。青色の範囲は全く問題無し。ですが、 黄色の範囲までは実走行には問題ありません。赤になると、フレーム交換です」 「それでは、測定を開始します」 その声と共に表示盤の針がゆっくりと動き出す。 『頼む、青の範囲に留まってくれ~』 そんな私の願いを嘲笑うかのように針は青色の範囲をジワリ、ジワリと突破してゆく。 『駄目か。じゃあ、せめて黄色、黄色で止まってくれ~』 黄色の範囲に差し掛かった針のスピードは変わることなくジワリ・・・ 合計3回測定の結果、「実走行に問題無し」の黄色の範囲におさまった。 とりあえず、ほっと安堵する。 そして損害箇所のチェック。 「タンク、右ハンドル、メーターバイザー、ブレーキペダル、ブレーキレバーは交換ですね」 「あと、ウインカーレンズは削れてますけど使えないことはない。どうしますか?」 迷ったが、まだ買って1週間だし、「ウインカーレンズも交換して下さい」 それから1週間後。 VT250Fの修理は完了し、中途で終わってしまった慣らし運転の続きが始まった。
テーマ:バイク - ジャンル:車・バイク はじめての?おつかい - 後編 -
帰りも何事もなくバイク屋に到着。
店内に入ると 「どうもありがとさん。まぁお茶でも」 社長から良く冷えたペットボトルのお茶を貰う。 「で、どうだった?何も言われなかった?」 と、聞いてくる社長に返却された書類を渡しながら、車台番号と原動機番号の件、 ガソリンの種別のコピーと四面図提出の件を話す。 それを聞いた社長 「え?四面図ってなに?そんなの出せって言われたの?おかしいなぁ」 なんで訝しがるのかわからない私に社長が 「いや、この前練○の陸事で隼を登録したんだけど○馬の陸事では四面図なんて いらなかったんだよ」 普通、管轄は違えど同じ陸事。提出する書類に違いがあるのもおかしな話だ。 だが、提出せねばその先(登録検査の予約)に進めない。 煙草を1本吸った後、社長が輸入業者に電話をかける。 席を立って整備場でバイクを眺めている私の耳に「四面図」 「練○はいらなかったけど」「車台番号が」なんて言葉がちらちらと入る。 電話が終わった頃を見計らって席に戻ると 「車台番号と原動機番号、古い資料を送ってしまったんだって。悪かったね」と社長。 四面図は、探してFAXしてくるらしい。 FAX待ちの間、陸事について雑談。 「そうそう、検査場だけど4コースが壊れたでしょう?」と社長。 何コースかわからないが、誰も並んでいないコースがあったと答えると 「この前、光軸の機械に突っ込んだ奴がいて使用不能になったんだよね」 車検を通しに来て事故るとは・・・・・強者である。 そんな話をしているうちにFAXが送信されてきた。 「カタカタカタ・・・ピーッ」と音が鳴り、送信終了。 FAXを見た瞬間、社長の目が点になり、深いため息をつきながら 「あがてさん、これで大丈夫かなぁ?」とFAXを私に手渡す。 「どれどれ」と手渡されたFAXを見て私も目が点。 たしかに四面ではあるが、いわゆる図面ではない。写真である。 しかも、ネットの画像を拾ってきたようで前面、右側面の画像は車体色がシルバーベース、 左側面、後面は車体色がブラックベースの車両だ。 その上、左側面、後面の画像の車両はシングルシートカウルにフェンダーレスキット、 カーボンサイレンサー(フルエキか?)装備。 『これじゃ、まずかろう』 私と社長は、FAXを見たまま、しばし硬直。 やがて我に返った社長は、今度は陸事に電話をかける。 やはり、シングルシートなどが着いていると駄目らしい。社長の顏が曇る。 が、話をしていくうちに社長の顔が明るくなってきた。 電話を切ると社長が晴れ晴れとした顏で 「図面じゃなくてもノーマル車両の四面を撮った写真ならOKだって」 おもむろに社長が店内の隼を店の前に押してゆき、適当な場所で停める。 「あがてさん、ちょっと手伝って」 カメラを構え隼を撮影する社長の指示に従い、私は隼を動かす。 こうして、四面図もなんとか揃ったところで私は帰宅した。 この隼、順調に行けば登録検査日は21日である。 はたして21日にナンバーが取得できているかどうか? 自分のバイクではないが、楽しみである。
テーマ:バイク - ジャンル:車・バイク はじめて?のおつかい - 中編 -
トコトコと近づくにつれて検査場は、その大きさで私を圧倒する。
コースは5コースに分かれており、各コースの前には検査に来た車とバイクが並んでいる。 が、なぜか1つのコースだけ並んでいない。 ちょっと疑問に思いながら事務所を目指す。 幸い、事務所は大変わかり易いところにあった。 室内には、休憩中なのだろうか?検査員が6名ほど談笑している。 「すみません。逆輸入車の事前審査の書類を提出に来たんですが」 声を掛けると 「はい、はい。じゃ、書類見せて。ちょっと待っててね」 原本と複写版を渡して、検査員がチェックするのを待つ。 チェックが終わり、登録検査時に必要な原本の一部と複写版の一部を返却され、 「検査予定日はいつ?」と聞かれる。 うーむ。いつだろう?とりあえず「まだ、未定です」と答える。 「じゃ、予定日がわかったら連絡下さい」と検査員。 思っていたより、あっさりと終わった。はずだったのだが・・・ いやあ終わった。一服でもするかと喫煙所に向かって歩いていると 「すみませ~ん」と背後から声が聞こえる。 振り返ると検査員が走って私のもとへやってきた。 「ガソリンの種別(レギュラー、ハイオク)の記載がないんですよ」 そう言われても私にはわからん。首をかしげる私に、 「オーナーズマニュアルかなにか持ってませんか?」 おお、ありますと差し出そうとしたら 「では、該当箇所をコピーしてまた持ってきて下さい」 「えっと、どこでコピーってやってくれますか?」と聞くと 「多分A棟かC棟でやってると思います。それじゃ」 検査員は駆け足で去って行ってしまった。 なんとなく理不尽なものを感じながらマニュアルを開く。 なんとまぁ、全編横文字ではないか。 なんとか該当ページを探し出し、A棟だかC棟の窓口の女性に 「コピーサービスはありますか?」と聞くと「ありません」 「いえ、有料でもいいんですけど」「1枚10円です」 下らない漫才をやっているような感覚に陥りながらコピーをお願いし、また検査場へ。 事務所に行くと、幹部クラスらしい検査員が隼の書類を再チェックしている。 ガソリン種別のコピーを手渡すと 「車台番号と原動機番号が全然違うんだよね。これ、訂正して」 と、ボールペンを私に手渡す。 その書類には凡例としてアルファベットで始まる一連の番号が記載されているのだが、 凡例と実車の石刷りで頭のアルファベットが全く違う(凡例がTのところ実車はWとか)。 単なる凡例なら問題ないのだろうが、「隼のみの」凡例なので問題になるようだ。 検査員の指摘に従い車台番号と原動機番号を訂正。 これで、終わりだろうと安堵している私に尚も検査員は追い打ちをかける。 「あと、4面図がないんだけど持ってる?」 「いいえ、持ってきてないんですけど」 ピンチである。書類を全部突き返されるのだろうか? 「じゃあ、早めにここへFAX入れて下さい。で、本番の時には原本を持ってきて」 FAX番号と送付先を貰って、とりあえず終了。 どっと疲れを感じながら、陸運局事務所を後にしたのだった。
テーマ:バイク - ジャンル:車・バイク はじめて?のおつかい - 前編 -
それは、一本の電話から始まった。
走りに行こうかどうしようか。空を睨んでいると携帯に着信。 見るとバイク屋からである。 『お!R6が、治ったのかしらん?』 期待をしながら出てみる。 「あ、あがてさん?エヘヘへヘヘ」 「あ、社長、どうも。エヘヘへヘヘ」 お互い、なんとも薄気味悪い挨拶を交わす。 「あのさぁ、あがてさん。今日の午後、空いてる?」 「えぇ、まぁ空いてますけど・・・」 「ちょっとね、お願いがあるんだ」 「わかりました。午後いちで店に行きますわ」 午後1時。 店の裏手にゼファーを停めて店内に入る。 PCで部品発注をしていた社長が満面の笑みを浮かべながら 「まずは、お茶でも」と、缶コーヒーを手渡す。 「実はね、陸事にあれの書類を提出に行ってもらいたいんだ」 社長の示す場所には、真新しいGSX1300R「隼」がドンと羽を休めている。 「逆輸入車の事前審査の書類を持ってきましたって言えば、向こうはわかるから」 「なんかあった時の為にオーナーズマニュアルも入れておくね」 こんなわけで所○の陸運局事務所へ旅立つことになった。 特になんのトラブルもなく(手前のテスター屋に間違って入りそうになったのは内緒である) ○沢の陸運局事務所に到着。 前を通ることはしょっちゅうあるが、入るのは初めてである。 入り口にある3棟の建物のうち中央の建物に入り、登録課のおっちゃんに 「逆輸入車の事前審査の書類を持ってきたんですが」と言うと 「これは、ここではなく奥の検査場の事務所に持って行って下さい」と返された。 「検査場の事務所」と呟きながら外に出ると正面、奥に巨大な検査場らしき横長の建物が。 なんだか炎天下の中、歩いて行くにはちとだるい距離である。 その辺に移動用のチャリンコでも落ちていないか見回したが、そんなもんあるわけない。 「ま、しゃーないか」 右手にヘルメット、左手に書類を持ち、検査場とおぼしき建物に向かったのだった。
テーマ:バイク - ジャンル:車・バイク VT250F - 5 - 「VTとの再会」
当て逃げから2日後。
精密検査の結果を聞きに病院へ向かう。 検査の結果は「異状無し」 右肘と右踝の打撲、裂傷で済んだことにホッとして帰宅。 軽く休憩してから、ヘルメットとグローブを持ってまた家を出る。 そう、預けっぱなしのVTを引き取りに行くために。 途中で見かけた商店でお礼代わりの菓子折りを購入し、トコトコと30分ほど歩くと、 忌まわしい事故現場の交差点が見えてきた。 その途端、頭の中では、ぶつけられた時の「ドカンッ!」という音が蘇り、 吐き気とは違うが気分の悪さを感じてしゃがみ込んでしまう。 今で言う、PTSDの一種なのであろう。 気分が治るのを待ってから、そろそろと立ち上がり、できるだけ交差点を 見ないようにしながら、VTを預けている中古車屋へ。 「こんにちは」と入り口から声をかけると、 「おう、こんにちは。どう?怪我は大丈夫だった?」と店主が出てきた。 持参した菓子折りを渡し、その後の経過などを話していくうちに任意保険の話になった。 VT購入時から任意保険に入ろうと思っていたのが先延ばしになっていたので、 これ幸いと、その店(日動火災の代理店でもある)で保険に入ることにした。 そして、2日ぶりにVTと御対面。 タンク右側はベッコリとへこみ、右側のハンドルはまるでGPマシンのように 垂れ角がついて内側に曲がっている。 足下に目を移すとブレーキペダルが見事に曲がっている。 メーターバイザー(ビキニカウル)に目を移すと原型は留めているが、 一直線に亀裂が入り割れている。そして右側を覆うように茶色い皮膜が。 『もしや、加害者の車の塗料か?』期待に胸が高鳴る。 「この茶色いのって、ぶつかった車の塗料ですかね?」 勇んで店主に聞くと 「これ?これは君の血だよ」 なぁんだ、私の血か。ガッカリである。 が、ビキニカウル右側ほとんどが血染めってことは結構出血は酷かったようだ。 本人は自覚がないのでよくわからなかったが。 被害状況を確かめ終わり、次はエンジン始動だ。 イグニッションをONにし、セルを回す。 「キュルキュルッ」「キュルキュルッ」「キュルキュルッ」「ブォン!」 多少不機嫌ながらもエンジンはかかった。 そのまま、今度はライト、ウインカー、テールランプ、ブレーキランプと 点検していったが、異常は無い。 これなら自走できる。 ではさっそく買ったバイク屋に、と思ったのだが、実は買ったバイク屋は アフターについてはあまり良い評判を聞かない。 駄目もとで中古車屋の店主に聞いてみると、そう遠くない所にホンダのSF (サービスファクトリー)があると言う。そこは2輪もやっていると。 メーカーがやっているならそう間違いはないはずだ。 店主にホンダSFまでの場所と道順を教えて貰い、出発。 走り出してみると、曲がったハンドルのせいで変な感じ。 例えるならば、左はネイキッドのハンドルで右がSSのハンドル。 右に肩が入った上体なので、右折と右コーナーは大変曲がり易い。 『左も、このハンドルだったらいいかも』 などと事故のダメージはどこへやら。 妙なことを考えつつ、ホンダSFに向かったのだった。
テーマ:バイク - ジャンル:車・バイク 『出口のない海』
単行本発刊時から気になっていた本が文庫版になった。
![]() 横山秀夫の『出口のない海』である。 氏の作品と言えば、映画化された『半落ち』捜査畑の人間が主役ではない『陰の季節』 似顔絵婦警が主人公の『顏』など、警察小説が主だが、 『出口のない海』は、全く違う題材の作品である。 その題材とは『回天』 太平洋戦争末期に開発された、人が乗れるよう魚雷を改造した兵器である。 『回天』に乗り組んだ操縦者は敵艦の位置を確認後、自ら敵艦まで操縦し 確実に敵艦に『回天』を突入させる。 脱出装置など無い。突入イコール確実な死。 人間が魚雷の誘導装置そのものの特攻兵器である。 主人公は甲子園の優勝投手。その栄光を引っ提げA大学野球部に入り活躍を期待されるが、 肘の故障により2年間を棒に振り完全復活は絶望的な状況。 だが、ある日「魔球」のヒントを得、「魔球」の完成=復活に心血を注ぐ中、 日米が開戦。太平洋戦争が始まる。 時は流れ、昭和18年。 学徒出陣により、主人公は徴兵され海軍に入営。そして・・・ 本能的な「生」と理性的な「死」という両者の間で、主人公は葛藤する。 時に諦め、時に周囲の空気に呑まれ、時に生への渇望に混乱しながら、 主人公はひとつの境地を見いだす。それが本音なのか建前なのかは別として。 特攻に赴き散って行った方々が、この物語の主人公のように自分を納得させて いったのかはわからない。 だが、勇壮な戦記物や荒唐無稽な第二次大戦の似非シミュレーション夢物語などより 絶対読む価値はある物語である。
テーマ:読書メモ - ジャンル:本・雑誌 VT250F - 4 - 「当て(轢き?)逃げ - 後編 - 」
到着した警察車両から警官がわらわらと降りてきて現場検証の開始。
携帯無線で、どこかと連絡を取りながら私が転倒した位置を測ったり、 チョークで色々マーキングをしている。 その中の2人は、私と目撃者(助けてくれた人達)に事情聴取。 ひととおり聞き終わったところで、警官が 「で、アンタなんでこんな時間に走ってたの?どこのチームだ?」 こんな時間と言っても午後9時半過ぎである。まだ深夜ではなかろう。 それ以上に「チーム」の意味がわからない。 卒業した教習所ごとにチーム分けでもされているのだろうか? 答えようもなくポカンとしていると、助けてくれた男性が 「お巡りさん、彼のどこが暴走族なんですか?ちゃんとヘルメットを被って この暑いのに長袖の上着を着てるし、まともな靴も履いてるじゃないですか。 それに彼は被害者ですよ」 なるほど、私は暴走族の構成員としての疑いをかけられていたようだ。 警官の脳内では「夜、バイクに乗っている若い奴=暴走族」と決まっているようだ。 彼の抗議で、暴走族への疑いが晴れたのか多少言葉遣いが丁寧になる。 「君を轢いていった車の車種やナンバー、憶えてないかな?」 そんな余裕があるなら、今頃そいつを追いかけてるわい。と口の中で呟いていると、 「車は茶メタのケンメリで4枚ドア。ナンバーは確認できませんでした」 と横から答える人がいる。 その人は、私を助けてくれた人達の友人で、加害者の車を追いかけてくれていたのだった。 が、加害者は信号無視までして逃走したため、結局見失ってしまったそうだ。 それを聞いた警官 「車種がわかってもナンバーがわからにとねぇ」 「怪我も大したことないようだし、見つけるのは難しいよ」 「せめて骨でも折ってくれてたら、こちらもやりようがあるんだが」 「パトロールの時にできるだけ気をつけてみるけど期待しないでくれ」 と、私の儚い希望を打ち砕くようなことを平気で仰る。 早い話が、よっぽどの事が無い限り泣き寝入りというわけで・・・。 現場検証がそろそろ終わる頃、警官が声をかけてくる。 「いちおう救急車を手配したけどどうする?こっち(パトカー)に乗って病院に行くかい?」 体の痺れも治まり、とりあえず普通に歩ける状態だ。 「はい、救急車はいいです。パトカーに乗ります」 「じゃ、もうちょっと待ってて」 警官は無線で救急車をキャンセルする。 待っている間に、助けてもらった人達に挨拶する。 VTは、警察に通報してくれた人(交差点そばの中古車屋の店主だった)が 預かってくれるというので、その言葉に甘えてお願いすることにした。 現場検証が終了し、パトカーで病院へ。 外傷の治療をして、精密検査の予約をして治療終了。 病院から家まで、歩いて帰れない距離ではないが、そんな元気があろうはずもなく、 懐に痛いが、タクシーを拾って帰宅。 最後に事故の経緯だが、 加害者は私から数えて2台後ろの車。 私の後ろにいた車が左折しようとしたが歩行者がいたので左折途中で停車。 加害者は、直進しようと停車中の左折車をかわして交差点内に進入。 そして減速する事無く私にぶつかった、と。 右直事故と言えば右直事故なのだが、まさか後ろから来るとは。 こんな理不尽な事故もあるのだ。 この件以来、日産スカイラインが大嫌いになったのは言うまでもない。
テーマ:バイク - ジャンル:車・バイク VT250F - 3 - 「当て(轢き?)逃げ - 前編 - 」
さて、VT250Fが手元に来て1週間目のことである。
その日も夕食を摂ってから、日課である慣らし運転に出かけた。 実を言うと私、「先天性方向音痴」という持病を抱えているため、知らない道を 走ってしまうと「迷子病」という怖い病気を併発してしまう。 そんなわけで、知っている道で街灯があり、適度に空いていて・・・ なんて道を30kmほど走るのである。 順調に、いつものコースをこなし家まで残り約5kmほど。 片側1車線ずつの信号のある交差点。 右にウインカーを出しながら、赤信号で停止。対向車線には直進車が1台。 信号が青になり、交差点に進入して対向車をやり過ごすために停止。 対向車をやり過ごし、右折を開始しようとクラッチを繋いだ途端、 「ドカン!!」 体の右側に、ありえない衝撃を受けた。 『え?何?何が起きたの?』 思う間もなく側頭部が路面にヒットし、「ゴンッ!」と新たな衝撃。 交差点の先には1台の車が停まっている。 『あいつがぶつかってきたのか。でも、なんで後ろから?』 車のドアが開き、ドライバーがこちらの様子を窺っている。 起き上がろうとしたが、体が痺れて動けない。 すると、あろうことか、開いていた車のドアが「バタンッ」と閉じ、その車は 逃げ出しやがった! それと同時に信号が変わる。 『いかん、このままでは轢かれる』 少し、痺れも治まったので起き上がろうとすると 左手で信号待ちをしていた先頭の車が、逃げた車を追いかけて行く。 「大丈夫か~」 その後ろの車から男性2人、女性2人のあわせて4人が私の方へ駆け寄ってくる。 「立てるかい?」 男性陣に両脇を支えられ、起き上がってみる。 痺れは残っているが、骨に異常は無いようで立ち上がっても痛みは無い。 そのまま両脇を支えられて路肩に移動。 VTも、その男性陣が起こして移動してくれる。 路肩に座り、ヘルメットを脱ぐと女性の1人が、私の右肘をそっとハンカチで押さえる。 なぜハンカチを当てられたかわからずキョトンとしていると、 「肘、かなり血がでてますよ」 見ると長袖のジャケットを着ていたにもかかわらず、かなり出血している。 視線を足に向けると、右の踝からも出血している。 が、まったく痛みを感じない。 「大丈夫かい?」 声を掛けられて振り向くと、整備用の布ツナギを着た男性が立っている。 「とりあえず、警察に電話しておいたから」 それから数分後。 白黒ツートンカラーに赤い回転灯の車が2台到着したのだった。 恥の多いバイクライフ Comment(4) TrackBack(0) Top↑ 2006.08.09 WedVT250F - 2 - 「納車、そしてエンスト大会」
無事に中型二輪を取得して1週間。
VT250F納車の日である。 朝一番で受け取りにいきたいのはやまやまだが、そんな日に限って 朝から夕方までバイトが入っていたりする。 そして、夕方。 遅番との引き継ぎもそこそこに、バイク屋に向かう。 バイク屋に着き、残りの代金を支払い、自賠責等の書類を貰う。 そして、いよいよVTとの御対面である。 店の前に出ると、初対面時の埃を被ってやさぐれた姿はどこへやら。 夕暮れの明かりの下、ギラリと銀色に輝くVT250F。 その立派に更生?した姿に思わずため息が洩れる。 店員の教えに従い、シートを外し書類入れのスペースに書類を格納。 次に、ウインカーや、ライトスイッチ、速度警告灯についての説明。 それらが終わり、エンジン始動だ。 セルモーターのスイッチを軽く押す。 「キュルキュル、ブォン!」とあっけなくエンジンは始動した。 CB50よりも迫力があり、かといって教習車のCBX400Fとも異質なエンジン音。 「最初の1000kmは5000回転以下で慣らし運転をして下さい。それじゃ気をつけて」 なんとも素っ気なく、店員は私の前から去っていった。 店員の態度にちょっと腑に落ちない物を感じながら、VTに跨がる。 スリムなバイクなのだが、CB50に比べるととても大きく感じる。 ライトを点けてウインカーを出し、流れの切れ目を狙って発進。 さすが250cc。いとも簡単に車の流れに乗れる。感動である。 が、感動に浸れたのは、ほんの一瞬だけ。 タコメーターの針は即座に5000回転を示し、シフトアップ。 2速、3速・・・なにしろ忙しい。 あっと言う間に何速に入っているのかわからなくなる。 と、そこでタイミング良く?前方の信号は赤になる。 『うーん、何速だっけか?』 カチャカチャとシフトペダルを踏み込んでいるうちに信号は青に変わる。 慌てて発進しようとクラッチを繋いだ瞬間、エンスト。 「あわわっ」とパニクりながら路肩に寄って、クラッチを切り、 シフトペダルを踏み込むとカチャカチャと2速ほど落ちる。 いくら平坦な道路でも3速発進はそりゃ無理ですわな。 ニュートラルに戻して、エンジンを再始動。車の切れ目を狙って再発進。 結局、バイク屋から自宅までの10数kmの間に同じ事を繰り返すこと3回。 まことに情けなくも楽しい初走行であった。 この納車以降、毎日楽しくVTに乗る日が続くのだが、ほどなくして 交通社会の理不尽さを身を以て知る事になる。 そうそう、今までの愛車CB50JXだが、VTの納車前に中学時代の友人に 特価25,000円で引き取られていった事を追記しておく。
テーマ:バイク - ジャンル:車・バイク 夕凪の街 桜の国
去る8月6日は広島、そして明日8月9日は長崎に原爆が投下された日である。
だからというわけでは全くないのだが・・・ 原爆に関する漫画で有名なのは、やはり「はだしのゲン」であろう。 私が、初めて読んだのは小学生の頃なのだが、その時のショックは今でも 忘れられない。 それからウン十年。 また、凄い漫画に出会ってしまった。 ![]() 「夕凪の街 桜の国」である。 昭和30年。 広島で被爆した女性の日常から話は幕を開ける。 だが、貧しいながらも平和そうな日常の中に被爆の深い傷は顔を出し続け・・・ あとがきも含めて103ページのとても短い作品である。 決して声高に何かを主張しているわけではない。 だが、読み終わる頃には、心の中に深く静かに、そして重く突き刺さる。 それが何なのか、私には言葉にできない。 読んだ人それぞれ違うだろうから。 ただ、読み終わった時、なぜか落涙してしまったことだけは確かである。
テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック さ~らりとした~♪ - 冷・乾内装 -
さて、夏である。
この時期のツーリング等では、ヘルメットの内装が汗ですっかり濡れて 脱いだり被ったりの際に不快に感じることも多い。 そんなユーザーの声を反映して、各メーカー、汗をかいてもサラリとした内装を開発している。 SHOEIでは「FD内装」「QD内装」。Araiでは「冷・乾内装」が、それに当たる。 この「冷・乾内装」を標準採用しているのは、フルフェイスではRX-7 RR4、PROFILEの2種。 私のPAPIDE-SRは残念ながら装備していないが、以前の記事(新ヘルメット購入)で触れたようにRX-7 RR4用の内装がそのまま使えるという。 そんなわけで、「冷・乾内装」を購入、試してみた。 まずは、RAPIDE-SRの内装との比較。 ![]() 上が、「冷・乾内装」下がRAPIDE-SR標準の「TRシステム内装」 サイズは、どちらも57-58の標準サイズ。(頬パッド厚20mm、内装厚10mm) パッと見た感じでは、内装の色が違うだけのように見えるが・・・ ![]() 拡大すると、この通り。右が冷・乾内装、左が標準の内装。 見た目から、サラリとした肌触りを想像させる生地である。 そしてPAPIDE-SRに装着。 取り付け方、ホック穴の位置、共に全く同じなので何の苦労も加工もいらない。 さっそく、被ってみる。 肌触りは、ひんやり感はないが、印象どおりサラッとしていて気持ち良い。 頭の中に「さ~らりとした~梅○♪」と、某社のCMミュージックが流れる。 『うむ、これはいいかもしれない』 というわけで、昨日この内装で170kmほど走行してみた。 出発は午前8時30分。これから気温がぐんぐん上がってくる時間である。 走り出してすぐに感じたのはひんやりとした涼しさ。 ベンチレーションの性能が上がったかのような涼しい風の流れを感じる。 走行2時間半後にヘルメットを脱いで休憩。 休憩後、再びヘルメットを被ってもパッド、内装はサラリとした感触のまま。 だが、すり抜けもできず全く動けない渋滞下では、さすがに同じ状態は保てない。 しかし、いったん走り始めると、また「ひんやり」が戻ってくる。 帰宅してヘルメットを脱ぐ。 さすがに完全に乾いた状態ではないが、標準内装の時に感じたベタつき感は無い。 この「冷・乾内装」、頬パッドが\3,000(左右セット)システム内装が\3,500(両者共税別) と、ちょっとした出費になるが、価格以上の価値は感じられた。 標準内装で、夏場に不満を感じる方は試してみてはいかがであろうか。 また、この「冷・乾内装」Asto-Trにもポン付けで使用できることを付け加えておく。
テーマ:こんなの買っちゃいました - ジャンル:車・バイク 木の精 - 舞姫 -
今日はとても天気が良いのだが、暑さが厳しい。
おかげでバイクで出かける気にもなれず・・・。 そんなわけで、夏らしい?思い出話をひとつ。 長いブランクを経て、またバイクに乗り始め、しばらくたった頃。 ふっと思い立ち、ひとりで泊まりがけのツーリングに出かけた。 場所は関東にほど近い東北の某所。 老夫婦だけでやっている小さな民宿に宿を取った。 シーズンオフのせいだろうか? その日の客は、私ひとり。 そんなこともあり、夕食と言いながら宿の主人と酒盛り。 お互い、ほろ酔い加減になり、そろそろお開きにしようかという頃、 主人が「これは先代から聞いた話だが」と、訥々と語り始めた。 時は、明治か大正の頃のことらしい。 ある日、若い男女が宿を求めて来たそうな。 どうも訳がありそうだと、泊める代わりに事情を聞くと、 女性は、西洋の踊り(バレエだろう)の踊り子で、男は楽団の楽士だそうな。 で、2人は恋人なのだが、身分が違う故、その恋愛が許されるはずもなく・・・ 思い詰めた2人は、人里離れたここに逃げてきたと言う。 話を聞いて同情した主人は、ほとぼりがさめるまで逗留することを許したそうな。 2人は、宿を手伝いながら、空いた時間には近くの開けた場所で、 踊りの練習をしていたそうな。 それはそれは、幸せにあふれた素敵な踊りだったという。 だが、そんな日々が長く続くはずもなく、 ある日、屈強な迎えの者達に2人は連れ戻され・・・ それから幾ばくかの時が過ぎた頃。 踊り子の女性1人だけでこの宿に来たそうな。 その姿は、以前来たときとは比べようもないくらいに窶れ、 その瞳はこの世の何も映していないかのように虚ろ。 主人が近況を聞くと 「近々、結婚することになりました」と、ひと言。 只ならぬ雰囲気を感じた主人は、決して目を離さないように注意していたのだが、 翌朝、女性の布団はもぬけの殻。 慌てて近隣の住民や、勿論警察などの力も借りて何日も探したのだが、 女性の行方は一切わからなかった。 そんなことがあってから、毎年、女性が行方不明になった日の晩になると、 どこからともなくバイオリンの柔らかな音色が聞こえてくるそうな。 その音色を頼りに歩いていくと、そこには 幸せそうな笑顔で踊る踊り子と、幸せそうに踊り子を見つめながら演奏する 楽士の幽霊に出会えるという。 「で、今日がその晩なんだよ」 主人は、ろくでもないひと言と共に話しを終え、酒盛りもお開きに。 「くそっ、あんの爺!」と悪態をつきながら床に就く。 疲れと酔いのせいで、すぐに夢の世界に引き込まれたようだ。 夢の中に柔らかな弦楽器の調べがじんわりと入り込んでくる。 『う?これは夢の中だよな?』と思いつつ意識が覚醒してくる。 ふっと目が覚めた。 柔らかな弦楽器の調べは相変わらず続いている。 気のせいかと思ったが、頭の中で響いているのではない。 私の部屋の外、いや宿の建物の外から聞こえているのは間違いない。 普段の私だったら、ここで布団を頭から被り朝まで震えて過ごす。 のだが、なぜだろう? 音色に引き込まれるように布団から起き上がってしまった。 しかも、当然のように着替えて宿の外に出てしまった。 ふらふらと、バイオリンの柔らかな音色に誘われるように歩き出す。 なぜか、まったく怖いと思わない。恐怖という感情が抜け落ちたみたいだ。 真っ暗なはずの道は、月明かりで優しく照らされている。 『あぁ、夜ってこんなに明るいんだ』 自分の意思というより何かに操られているような感じで歩を進める。 ふっと少し開けた場所に出た。 何気なく正面に目をやると、踊り子の姿が! ![]() よく見れば、ただの木だ。 だが、その木の傍に行くとなぜか凄く悲しくなって、涙が溢れてくる。 どれだけの時間、その木の傍にいたのかわからない。 どうやって宿に戻ったのかもわからない。 ただ、気がついたら私は自分の部屋にいた。 「なぁんだ。夢だったのか」 そう思った瞬間、なぜか握っていた手の中に違和感を感じた。 恐る恐る手を開いてみると、木の葉が2枚。 どうやら、夢ではなかったらしい。 翌朝、 出立の準備を終え、宿の主人に世話になった礼を言う。 だが、昨晩起きた不思議な事を話す気になれない。 きっと私の胸の内に秘めておくべきことなのだ。 そんな事を強く感じながら私は宿を後にした。 もちろん、この話はすべて私の創作である。
テーマ:お話 - ジャンル:その他 VT250F - 1 -
卒業検定の合否もわからぬうちに、運命を感じて契約してしまったバイク。
それが、このHONDA VT250Fである。 ![]() というわけで、VT250Fについて。 デビューは1982年6月。 「戦闘機をイメージした」と言われるそのスタイル。 エンジンは4ストローク水冷V型2気筒DOHC。6速ミッション。 最高出力は、35PS / 11000rpm。最大トルクは、2.2kg-m / 10000rpm。 レッドゾーンは12500rpmからという驚異的な高回転エンジン(当時)だった。 また、35PSという数値は、当時のクラス最強マシン、YAMAHA RZ250と同じで、 「(2ストの)YAMAHAに対する(4ストの)HONDAの回答」などと言われた。 ちなみに、メーカー発表値では最高速170km/h、ゼロヨン14.5秒。 車体関係では、市販車初の採用となったフロント16インチホイール。 これにより軽快なハンドリングを得ている。特にコーナーでは、 狙ったラインの一本内側を通るくらいのオーバーステア。 そんな特性が免許取りたての人には「乗り易さ」に繋がるようだが、 はっきり言って外乱には弱い。 轍などでうねった路面を走る時など、ハンドルが思いっきり振られることもある。 また、ハイサイドを喰らいやすいという恐ろしい面もある。 ブレーキは、CBX400Fで採用されたインボードディスクブレーキをフロントに装備。 このインボードディスク、鋳鉄製のローターの為かタッチはとても良い。 効きについても十分なのだが、夏場に思いっきり走ると放熱性が悪いらしく フェードしやすかったりする。 そのせいか2型、3型とモデルチェンジする度にエアダクトが大きくなっていった。 リヤはディスクではなくドラムブレーキである。が、必要十分な制動力を持っている。 重量は乾燥で149kg。 現行のVTRより8kg重いが、当時の4スト250としては軽量の部類だった。 と、まぁこんな感じのバイクである。 最後になるが、私の買ったVTは画像の黒では無く銀色だったりする。
テーマ:バイク - ジャンル:車・バイク ブーツ今昔
先日、下駄箱の掃除をしていたら、懐かしい物が出ていた。
1988年から1991年末頃まで愛用していた、PRO SHOP TAKAIのブーツ。 せっかくだから、現在愛用している、alpinesars S-MX3と比較してみる。 おわかりと思うが右がTAKAI、左がalpinestarsである。 ![]() こうして並べてみると、まるでツーリングブーツの様な印象のTAKAI。 特に踵部と上部のバックルから、悪友からは「SMブーツ」と言われたりもしたが、 れっきとしたレーシングブーツである。 硬質のプロテクションは一切無く、踝周りの軟質プロテクションと当て革のみ。 対して、S-MX3は硬質プロテクションにエアスクープ。可動部は蛇腹で構成され、 まるでロボットの足であるが、これでも控えめな方である。 ![]() 両ブーツの後面 TAKAIのブーツのベルトが、ファスナーと踵を保護する為に設けられたもので、 決して単なる飾りではないことが、おわかりいただけると思う。 また、S-MX3は、踝からふくらはぎにかけてプロテクションが回り込んでいる。 これにより、転倒時に足首を捻ることのないよう横方向の動きを制限している。 ただ、履き心地と操作性だけは、TAKAIの方が良い。 両者を眺めていると、安全技術の進歩と時間の流れを、つくづく感じる。 はたして、10年後、20年後のブーツは、どんな感じになっているのだろう? その頃までバイクに乗り続けて、同じ記事を綴ってみたいものである。
テーマ:バイク - ジャンル:車・バイク 上位免許への道 - 16 - 「卒業検定。そして出逢い(後編)」
教習所を出て、彼の後ろについて走ること約20分。
とある国道沿いに、そのバイク屋はあった。 いわゆる量販店と言うのだろうか。大型から原付まで所狭しとバイクが 溢れている。 今まで、自転車屋とか個人経営のバイク屋しか知らない私にとって、 その店はまるで宝の山のよう。 彼が顔見知りの店員と話している間、手持ち無沙汰になった私は、 並んでいるお宝(バイク)を1台ずつ眺めていく。 当時、私が欲しいと思っていたのはスズキGSX400Eカタナ。 カタナと言っても後年のGSX1100Sカタナそっくりの400カタナではない。 タンクとサイドカバーがGSX1100Sカタナと同様の形をした、空冷(だったかな?) 並列2気筒、ノンカウルのバイクである。 ちなみに、GSX250E、GS125Eも同様に「カタナ」であった。 で、このGSX400Eカタナ。「地味に速い」と評判で、そんな所に惚れていたのだ。 そんなわけでGSX400Eが無いかなと歩き回っていると、1台のバイクが目に留まった。 車体には、うっすらと埃が積もり、蛍光ペンかマジックで書かれた値段の文字も色褪せ、 なんとも不憫なオーラを漂わせている、そのバイクの名は「VT250F」 いわゆる「VT250FC」と呼ばれる1型である。 この時、既に2型の「VT250FE」が発売されており、1型は型遅れ。 そんな情報が頭にあったせいか、なんとなく、このやさぐれたVTから 目を離すことができない。 と、そんな私に気付いた店員が「何かお探しですか?」と寄って来た。 「いいえ、見に来ただけです」 と答えようと思っていたのに口をついて出た言葉は 「このVT、売り物ですか?」 店員は、我が意を得たりとばかりに満面の笑みを浮かべながら 「もちろん!バリバリの新車ですよ!」 「いいですよぉVT。速いですよぉ」 その後のやりとりは、よく憶えていない。 VTの発していた『不憫』オーラにやられたのだろうか? 結果として、20分後にはVT購入の手付金を店員に渡していた。 そんな出来事で、予定より大幅に時間を食ってしまい、教習所に戻ったのは 合格発表の5分前。 指定された教室に入り、受験番号順に席に着く。 しばらく待たされた後、検定員と所長だか副所長だかが入室。 「今から番号を呼ばれた方は、この教室を出て職員に指示に従って ○番教室に行って下さい」 「小型自動二輪○番、○番。中型自動二輪○番、○番・・・」 呼ばれた受験番号に私の番号は無かった。 『あぁ、落ちちゃったか』 諦めのような悔しさのような、複雑な感情が私を襲う。 受験番号を呼ばれず、教室に残っている受験者の顏も一様に暗い。 やはり、教習所も卒検に一発で合格する人は少ないようだ。 「さて、この教室に残った皆さん」 所長だか、なんだかが口を開く。 「おめでとうございます!合格です!」 一瞬、呆けたような沈黙の後、喜びのざわめきが教室中に広がる。 『やった!合格だ!』 私も思わず隣の席の人と握手。 試験場での出来事、そして教習所での補習。いろんな情景が頭に次々と浮かぶ。 この後は、卒業式をやったはずだが憶えていない。 翌日。 免許証の裏に「自二車は中型二輪に限る」等のハンコが押され、 目標の中型自動二輪を取得したのであった。 最後に、かかった費用についてだが、 中型自動二輪を教習所で取得する費用(規定時間内。補習無し)よりも 25,000円ほど安く上がった。
テーマ:バイク - ジャンル:車・バイク 上位免許への道 - 15 - 「卒業検定。そして出逢い(前編)」
さて、中型自動二輪卒業検定の話である。
当日は、抜けるような青空の広がる晴天だった。ような気がする。 小型二輪で慣れてしまったのか、検定と言ってもそれほど緊張を感じない。 なんて平常心を保っていられたのは教習所に着くまで。 卒業検定の説明が終わり、発着点に集合する頃には心臓がバクバク。 それを打ち消そうと、イメージトレーニングの真似事を試みるが、頭の中は真っ白け。 そして、不安が最高潮に達した頃に私の順番がやってきた。 卒検の検定を担当するのは日頃慣れ親しんだ教官ではなく、検定専用の検定員。 目の鋭さ、喋り方が大宮試験場の試験官を彷彿とさせる。 他の教習生は、それがプレッシャーになっているようだが、私は何も感じない。 かえって古巣に戻ったような気分で、今までの緊張が溶けていくのを感じる。 小型二輪の時のように元気よく、氏名と受験番号を申告。 検定員の「乗車!」の声とともに新車同然のCBX400Fに乗車。 合図を出し安全確認後発進。したのは良いのだが、走り出してから、 乗車時にバックミラーを合わせるのを忘れたことに気付いた。 しかし、走りながらバックミラーを調整したら間違いなく試験中止であろう。 とりあえず、バックミラーの事は頭から追い払い、走行だけに集中する。 その甲斐あってか、法規走行は別として各課題全てミス無しで完走。 発着点に戻り、これまた試験場と同様に検定員から「ひと言アドバイス」。 「うん、全体的に良かった。特に安全確認はしっかりできていた」 はて?これはどういうことなのか?合格なのか? アドバイスの意味を考えているうちに全員の卒業検定が終了。 最終結果発表は、昼休みを挟んで3時間後。 『3時間もどうやって暇をつぶそうか』と考えていると、「ポン」と肩を叩かれた。 振り返ると中学の同級生。 私は気付かなかったが、彼も卒検を受けていたのだそうだ。 久しぶりとかなんとか一通り挨拶した後、「バイクを見に行かないか?」 聞けば、彼は既に中古のCBX400Fを購入し、バイク屋に預けてある状況だと言う。 そのバイク屋まで、教習所から20分程度。暇つぶしにはもってこいである。 「よし、行こう」 一も二もなく賛成して、彼と一緒にバイク屋に向かったのだった。
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