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バイク・雑感
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「 2006年09月 」 の記事一覧
2006.09.28 Thu
VT250F - 22 - 「後日」
バリバリマシンが発売された直後の日曜日。
いつものように頂上から下り始めた私は目を疑った。
バイク、バイク、バイク・・・・夥しいバイク。
初めて日曜日に来た時にも驚いたが、その時とは比較にならない。
正確な台数など数えていないが、普段の日曜日の2倍以上は確実にいるだろう。
それも一度も見た事が無いバイクが半数以上。
『なんじゃ、こりゃ?』
状況が今ひとつ理解できないまま、ゆっくりと下る。というか、
前が詰まっていてゆっくりとしか下れない。
何気なくバックミラーに目をやると、数珠繋ぎ状態のバイクが映る。
峠の終わりでUターンして、いつもの待避所を目指す。
車が前の方にいる為、上りも数珠繋ぎ。
車を先頭に10数台のバイクが走る様は、まるでパレードのよう。
やっと待避所に入り、残っている常連に挨拶。
皆、一様に浮かない顔をしている。
聞くと、午前中で既に数台転倒していると言う。しかも全部、他の峠から流れてきた連中。
それでも1ヶ月もすれば雑誌効果も薄れ、多少落ち着くと思っていたのだが。
状況は酷くなるばかり。
一気に事故が増えて来たのもこの頃から。
今まで、事故が一切無かったとは言わない。
だが、救急車を呼ぶような事故は1ヶ月に1回あるかないか程度であり、
その事故も9割は、センターラインを割って来た自動車相手だった。
それが、一気に変わり日に1度は救急車を呼ぶ様な事故が起き、
酷い時は、2回、3回と繰り返される。
実際、私も救急隊員に
「病院に搬送し終わった途端、またここに呼び出されるんだよね」
「今日も、もう2回目なんだよ。なんとかならないのかね」
とぼやかれてみたり。
バイク側が悪くないのであれば、言い訳のひとつもするのだが、
無理な追い越し(正丸峠で追い越しができる区間は皆無に等しい)で対向車と衝突
とか、先が回り込んでいるコーナーへ何も考えずに目一杯のペースで進入して
曲がりきれずに対向車と衝突では何も言えない。
これじゃまずいと、私自身、センターラインを割って走ってるライダーに
注意したりもしたが、正直言って効果無し。
そして、毎週1回は救急車が呼ばれるような状況がずっと続くことになってゆく。

バリバリマシンに取材依頼をした女の子だが、確かトレーナーが出来た頃に
正丸に来始めたライダーの彼女だと記憶している。
バリバリマシン発売以降のあまりの状況の酷さに、
「正丸の常連の人達に顔を合わせられない」と詫びながら去ったとか。
まぁ、大垂水、奥多摩、ターンパイク等、有名所は既に特集していたから、
バリバリマシンがマイナーな正丸峠に来るのも時間の問題ではあったのだが、
思い出す度に、なんとなく心に引っかかるのである。
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2006.09.28 Thu
雨の夜には - JAZZ LIVE -
20060927221204.jpg

時々ふらりと立ち寄るバーがある。
店の名前は、SHA NA NA
こぢんまりとした店内に流れるOLDIESやJAZZ。そして、マスターの人柄。
そんなところが気に入っているのだが、この店では月に1回(現在のところ)
プロのJazz Playerを呼んでライブをやっている。
てなわけで行ってみる事に。
雨のザンバラ降る中、トコトコ歩いて開演30分前に店に到着。
すでに店内はほとんど満席状態だ。
そして、開演。
と言っても緞帳が上がるわけではない。
なにしろ演奏者と客との距離はほとんど0。
そんな距離が不思議な一体感を醸し出す。
咽び泣くサックス、「流麗」という表現がぴったりなギター、
時に強く、また時に控えめに刻まれるウッドベース。
そして、時折聞こえて来る雨に濡れた道を走る車の音。
全てが渾然一体となって素敵な空間を造り上げていく。
そんな空気に酔いしれているうちに時を忘れ、気付けばもう最後の曲。

とても濃密なひとときを過ごした雨の夜だった。

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2006.09.25 Mon
VT250F - 21 - 「雑誌が来た」
トレーナーが出来上がる頃くらいから、常連は分散しはじめた。
別に内部抗争があったわけではない。
昼間の時間帯に正丸峠を訪れる車、バイクが増加して、時に渋滞するまでに至り、
交通量の少ない早朝か、午後遅くから夕方にしかまともに走れない。
その為、早起きの得意な常連は早朝、私のように寝坊助は、午後というスタイルに
移行していったのだ。
現在の正丸峠の寂れっぷりからは考えられないくらいなのだが。
そんなある日曜日のこと。
私は、午後1時くらいに正丸峠の頂上に着いた。
まずは、下見がてらゆっくりと峠を下りていく。
今日は、いつも以上にバイクが多いようだ。そんな事を感じながら、
下り3コーナー目、いつも常連がいる待避所にさしかかる。
この時間だと帰っているか、すれ違いになる常連の姿が目に入る。
珍しいこともあるものだと思いながら、一度峠の終わりまで行ってまた戻る。
待避所に入り、久しぶりに会う早朝組の人達と挨拶をする。
「こんな時間までいるのは珍しいですね」と問うと、
「今日、バリバリマシンが正丸に来てたんだよ」
「バリバリマシン」
珍走団の乗るマシンの事ではない。月刊のバイク?雑誌である。
内容は、峠の特集(コース図付き)に投稿写真等、峠族に特化したものである。
現在では、多分廃刊か、休刊になっていると思う。
その「バリバリマシン」が、私が来るちょっと前まで正丸峠を取材に来ていたのだ。

それから数週間後、正丸峠を特集した「バリバリマシン」が書店に並んだ。
すぐに買って、読んでみる。
『編集部に、かわいい女の子の声で「正丸峠に取材に来て下さい」と電話があった』
と記事の冒頭にある。
常連みたいので、そんな子いたかなぁ?と思いながら次のページを開くと
集合写真やら、常連の走っている写真やらが満載。
『あ、あいつ来てたんだ』
『やっぱり、あの人のフォームは綺麗だなぁ』などと、誌面を見ながら
ただ、ただ正丸峠が特集されたことを素直に喜んでいた。

この一件が正丸峠の様相を変えてしまうことになるとも思わずに。

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2006.09.24 Sun
VT250F - 20 - 「流行り物」
珍走団に特攻服やサラシが付き物のように、峠を走っている連中にも
独特のファッション?が流行ったりする。
例えば、白のフルフェイス。
元々は白一色ということに記号的な意味があったのかもしれない。
が、それは別にして、私は白とスモークシールドのコントラストに魅力を感じた。
また、ツナギの上に揃いのトレーナーを着るなんてのも、この頃流行り始めた
ように記憶している。
後年、ヘルメットに角や尻尾を付けたり、シールドに何か(呪文?)書いてたり、
チームで「01」「02」とかゼッケンを付けていたり、
なんてのも若い(十代)一部の連中の間では、けっこう流行っていたようだ。
私は恥ずかしくてやれなかったが。
そんなある日のこと。
昼食の席上だったか、待避所でだべっていたときか忘れたが、
「揃いのトレーナーをつくろう」ということになった。
そして待つ事数週間。
出来上がってきたのが、このトレーナーである。

20060924220837.jpg

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胸の「奥武蔵」
一見意味不明だが、私が正丸峠を知る以前に、正丸峠や間瀬峠等を走っていた
伝説の(というと大袈裟だが)「チーム奥武蔵」に敬意を表して付けられた物。
背中は、まぁ、何を言われても言い訳できないというか、
「正統派ツーリングクラブ」でないことだけは確かである。

ちなみに、このトレーナー、確か15、6人だけしか持っていない。
当時の常連がこの記事を見たら容易に私が誰か特定されるであろう。
それもまた面白いかもしれない。


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2006.09.23 Sat
ふらっと迷走 - 浦山ダム -
天気予報を見る限り、雲は多いが雨の心配はなさそう。
てなことで、日高市にある巾着田の曼珠沙華でも見に行こうかと、
R6を引っ張り出して家を出た。
のはいいのだが、巾着田の曼珠沙華はちょうど見頃らしく
周辺は大渋滞&観光客でごった返している。
その光景&渋滞に嫌気がさして巾着田行きは断念して通り過ぎる。
とりあえず、R299に入り正丸駅で休憩。
煙草を吸いながら、どこに行こうかと考えるが思い浮かばないので、
とりあえず正丸峠を抜けてみることにした。
数ヶ月前に通った時には秩父側を数名のライダーが走っていたのだが、
今回は誰もいない。
かつては生えることの無かった雑草が路肩を覆い、荒廃著しい。
「兵どもが夢のあと」なんて言葉が、ふと頭の中に浮かぶ。
一抹の寂しさを噛み締めながら正丸峠を後にして、秩父-大滝村方面へ。
と、途中で浦山ダムの看板。
ここなら、そんなに賑やかではないだろうと、浦山ダムへ向かう。
軽いくねくね道を抜けてダムに到着。思った通り、静かだ。
何気なくダム湖の逆側を見ると、なかなか見晴らしが良く気持ちが良い。

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ダム湖も湖面の緑色がささくれだった気分を落ち着かせてくれる。

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何も考えず、ただただボーッとしているとお腹が「グゥ」
さぁ、昼ご飯だ。
浦山ダムの方に来たとなったらこれを食わねば。
ということで、浦山ダムを後にしてR140をちょいと戻り・・・

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「安田屋 秩父店」のわらじカツ丼!
相変わらず、食べるのに気合いが入りそうなボリュームだ。
すっかり満腹になってしまったせいかこれ以上足を伸ばす気になれず帰途に着く。
帰りは、ちょっと冒険とばかりに標識頼りで適当に県道をあっちに行ったり、
こっちに行ったり。
なぜか駅のロータリーを1周してみたりもしたが、方向だけは合っていたので
なんとか無事に帰宅できた。
めでたし、めでたし。

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2006.09.22 Fri
VT250F - 19 - 「革ツナギ」
私が、仲間入りしたころの常連は語弊はあるが1つのチームと言った感じだった。
早い人は朝6時くらい、私が遅めで朝9時くらいと、正丸峠に来る時間はてんでんばらばら。
各々、適度に走っているうちにほぼ全員が集まり、そしてみんなで一走り。
11時半くらいになると誰かが「腹減ったね。昼にしようか」
それを合図に、みんな一斉にゾロゾロと飯能側に下りる。
正丸駅を通り過ぎてすぐの所に、ドライブインのような料理屋のような店が
2軒並んでおり、そのうちの1軒でいつも昼食を摂っていた。
そんな席上でのこと。
「あがて君もいいペースで走る様になってきたし、革ツナギ買えば?」
「うーん、でもなぁ」などと逡巡していると、
「やっぱり革だと、安心して攻められるよ」
「そうそう、Gパンだと転けたときがねぇ」
みんな熱心に革ツナギの効能?を具体的に上げながら勧めてくる。
「うん、近いうちに買うよ」
そんな返事をして、その場は終わった。

帰宅して、家にあるバイク雑誌の革ツナギの広告を眺める。
クシタニ、カドヤ、タカイ、バギー玉井、ナンカイ、・・・。
どれも高くて(下で11万、上で20万近く)おいそれと手を出せる物ではない。
ほとんど諦めていたある日、発売されたバイク雑誌を読んでいると
「革ツナギ\48,000!」の広告ページが目に飛び込んで来た。
普通の革ツナギの半分以下の価格ではないか。
広告を読む限りでは国産牛革、有名メーカーと同じ装備とか良い事が沢山書いてある。
『これだ!これ買おう!』
決心した私はバイトの給料日の翌日、その店に出かけた。

上野のバイク街にほど近い裏路地に、その店はあった。(今はもうないだろう)
たしか店(というかメーカー)の名前は「アイベックス」
ユニコーンだか角の立派なヤギか鹿の一種の名前だったと思う。
購入したのはツーピース。いちおう膝カップ入り。
シャーリングは腰部分のみ。パッド類は、高級品は圧縮ウレタンパッドだったが、
こちらは、ほとんどが当て革による補強のみ。
ちなみに、今では膝裏や内股のジャージやパンチングホールは一般的だが、
当時は高級品でもそんな装備は無かった。
バンクセンサーも、一般的になったのは80年代後半からだったような。

なにはともあれ、「転けても安心」な革ツナギを手に入れたことにより、
いっそうヒートアップしたのは事実である。
後日、実際に転けて「Gパン等よりは数百倍安心できるが痛いものは痛い」
と実感したのだが。

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2006.09.21 Thu
VT250F - 18 - 「カルチャーショック」
あがて2君の誘いに従い、初めて日曜日の正丸峠へ。
頂上に近づくにつれて、バイクの排気音が聞こえてくる。
なんだか平日とは明らかに違う雰囲気に戸惑いながら頂上に着くと、
秩父側では、バイクがひっきりなしにUターンしている。
殺伐としている光景に怖じ気づき、その場で思わず一服。
気分を落ち着かせてから、Uターンしているバイクの切れ目を待って下り始める。
下り3コーナー目の右側の待避所に、あがて2君とダース・ベイダーの姿を認めるが
ひっきりなしに通過するバイクの為、直接そこには入れない。
仕方が無いので、一度峠の終わりまで下りてUターン。
やっとの思いで待避所にVTを停めると、すかさずあがて2君が寄って来る。
「よぉ、来たね。みんなに紹介するからこっち来てよ」
彼の後について、常連らしき集団のところに行って一人一人紹介してもらう。
驚いたことに全員革ツナギを着ている。
革ツナギなんてレーサーしか着ない特殊なものだと思っていたのに、
ここではごく普通に着る物のようだ。
私の服装はと言うと、上は革ジャン(と言ってもライダー用ではない)下はGパンにブーツ。
彼らの中にいると自分が異端児の様な錯覚に陥る。
また、年齢も上は28から下は私の年齢(当時19)くらいまでと、
思ったより年齢が高く、バリエーション豊かだ。
しばらくお互いのバイクの話などで盛り上がった後、「じゃ、走ろうか」と
誰からとも無く声が上がり、各々身支度を始める。
そして全員が入れる交通の切れ目をみつけて一斉に走り出す。
私も最後尾で走り出すが、ついていけたのは最初だけ。どんどん離されていく。
速さの次元が違うようなので追いかけるのを諦め、自分のペースで走る。
1往復、2往復。なんだか走っているバイクの数が減ったような気がする。
気のせいだろうか?いや、確実に常連以外のバイクが走るのをやめているようだ。
7、8往復ほどして常連達よりひと足早く待避所に入る。
走っているバイクは常連と、ごく一部だけ。
ここで走るバイクの間で取り決めでもあるのだろうか?
常連達が、待避所に戻って来る。
すると、走るのをやめていた連中が入れ替わりのように走り出す。
常連のひとりを捕まえて聞いてみると、そんな取り決めや掟は無いという。
なんだか知らないが、いつの間にかこんな流れになったそうな。

休日に走っているバイクの数、革ツナギ、謎の掟?全てが私にとって
カルチャーショックだった。

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2006.09.20 Wed
VT250F - 17 - 「出逢いと誘い」
林の中に突っ込みかけてから数日後、性懲りもなくまた正丸峠へ。
相変わらず、交通量の少ないのをいいことにトコトコ走る。
正丸峠秩父側で一番スピードが出る直線の路肩に、その人はいた。
私自身、毎日行っているわけでもなく決まった曜日に行っているのでもない。
なのに、必ずその人がいる。
歳の頃は30過ぎか、肩までかかりそうな髪、ちょっと世を拗ねたような雰囲気。
『一体どんな仕事をしているんだろう?このおっさんは』
不審に思いながらも手を挙げて挨拶すると、向こうも手を挙げる。
VTを停めて話しかけてみると、その風貌に似合わず話し好きのようだ。
かなり前から(年齢からすれば当然か)この界隈の峠を走り回っているという。
のんびりとバイクや秩父近辺の話をしていると、また1台バイクが停まり、
ライダーがヘルメットを脱ぎながらこちらに歩いて来た。
「おじさん、今日も来てたんだ」
知り合いなのだろうか?いきなりおじさんと呼びかけられても気を悪くするでもなく、
「あぁ、天気がいいからねぇ」おじさんは、のんびりと答える。
と、件のライダーは私に
「このところよく来てるよね。地道にがんばってるじゃん」
ずいぶん人懐っこい人だなぁと思いながら自己紹介すると、
「え!?、俺もあがてって言うんだよ」
私の姓はけっこう多いのだが、まさかこんな所で同姓に会うとは思っても見なかった。
その上、歳も私と同じだという。
「あがて君」「なんだい?あがて君」と妙な感じのする会話をしばらくした後、
3人で走ろうということになった。

身支度をして各々のバイクに跨がり走り出す。
おじさんは、HONDA CB250RSZ
あがて2君は、HONDA CBX250RS
彼らは相当走り込んでいる感じだが、パワーは私のVTが一番だ。
おじさんは、のんびりした感じだし、ついていけるだろうなんて考えていた。
が、そんな考えは甘かった。
コーナーを抜けるごとに彼らに離され、あっという間に私の視界から消えてゆく。
特におじさんの豹変ぶりは凄まじい。ほとんど減速していないかのような感じで
コーナーに進入してゆく。
3、4往復目くらいには峠のちょうど真ん中くらいですれ違うところまで差が広がる。
彼らの速さに度肝を抜かれた私は5往復目でVTを停めて見学。
彼らは7往復して同じ場所にバイクを停めた。
「おじさん、とんでもない突っ込みだなぁ。あの速度は俺には無理だよ」
「うーん、ブレーキが効かないから、あの速度になっちゃうんだよねぇ」
なんなんだ、この人達は。こんな人間ばかりしか正丸峠にはいないのか?
私が呆気にとられていると、
「今度は日曜日においでよ。常連の皆にあがて君を紹介するから」
と、あがて2君からお誘いの言葉。
「う、うん、わかった。今度の日曜に行くよ」

こうして私はまた一歩、深みにハマっていったのだった。

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2006.09.19 Tue
VT250F - 16 - 「硬直」
ツーリングなどで峠等のくねくね道に差し掛かる。
特にスピードが出ているわけでもない。先が回り込んでいてきついわけでもない。
そんなコーナーなのに、なぜか曲がりきれなくなりそうになりオットット・・・。
そんな経験をした事は誰しも一度はあると思う。(私だけだったら悲しいが)
そんな話をひとつ。

ダース・ベイダーに瞬殺され、「峠道」に目覚めてしまった私。
暇をみつけては、正丸峠へ。
しばらくは、正丸トンネル手前から峠頂上までの飯能側ばかりを走っていたが、
メインというか、走り屋とかいう人々が走っているのは峠頂上から先の秩父側。
というわけで、飯能側の道を殆ど覚えきった事もあり、秩父側を走ってみることにした。

平日の昼下がりという微妙な時間のせいなのか、バイクも車も走っていない。
初めて走るには絶好の環境だ。
道幅は、飯能側より心持ち広く感じるが、道の端には砂が積もっていて実質は同じ程度。
直線は飯能側よりも長い区間が多く、飯能側よりは走りやすく感じる。
全体の距離が飯能側より短いのも、一因かもしれない。
が、90°コーナーと錯覚させて実は奥で回り込んでいる複合コーナーばかり。
それが、また長めの直線区間の後に必ず登場するので油断できない。
初めて通るほとんどの人は、嫌な汗が流れることを実感するだろう。

他者の通行が全くないのをいいことに何度も往復する。
道も覚え、ペースも多少上がって来たところで結構時間が経っているのに気付く。
『これをラスト1往復にして帰ろう』
そんな事を考えながら頂上でUターンして下りはじめた。
1、2、3と順調にコーナーを抜けて4つ目の90°よりちょっときつい右コーナー。
その先はすぐ左、右と切り返すので、楽に曲がれるスピードまで落として進入。
だが、急に『曲がりきれないかもしれない』という不安が脳裏に浮かぶ。
『前の周より低いスピードだから大丈夫だ』と不安を断ち切ろうとするが、
不安はどんどん膨らむ。
なんとか視線をコーナーの先に持っていこうと努力するが、
なぜか、視線はコーナー脇の30km/h制限の標識に釘付け状態。
体はガチガチに硬直し、「金縛り」にあったかのよう。
「ひえぇ~!」
恥も外聞もなく情けない声を上げながらフルブレーキング。
「そ~ら、おいで、おいで」と誘いをかける標識から必死に目を逸らす。
「どえぇ~!」
車体半分、路肩の林に突っ込んだ状態で停止。
VTと私は、草や葉っぱまみれにはなったが、転倒や標識への衝突は避けられた。
ホッとすると同時に体がガタガタ震え出す。
そのままの状態で震えが治まるまで待つ。
落ち着くと共に、今度は強烈に恥ずかしくなってきて慌てて周りを見回す。
幸運なことに相変わらず誰もいない。
VTと自分に着いた草葉を払い、何事も無かった事を装いながら発進。

この後、数えきれないくらいこの道を走ったが、このようなことが起こる事は無かった。
最後の1往復ということで、どこか集中力が切れていた為のミスだろう。

決して、制限速度の標識に呼ばれたのではない・・・・と思いたい。

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2006.09.18 Mon
VT250F - 15 - 「懐かし写真」
部屋を片付けていたら、懐かしい写真が出て来たので。

私のVTと、このブログに良く出て来るバイク仲間FのKAWASAKI GPZ400R。
Fは当初GPz400Fに乗っていたが、一時停止無視の自動車に突っ込まれ、
GPz400Fは全損。相手からの賠償金でGPZ400Rに乗り換えた。

VT2.jpg

400と250という排気量の違いがあるとは言え、VTがスリムなバイクであることが
わかると思う。

img_375848_7449540_0.jpeg

私のVT唯一の変更箇所が、オプションの「シングルシート風小物入れ」
決してシングルシートカウルではありません。小物入れですよ的な
ネーミングが、当時の規制の厳しさというか間抜けさを物語る。
実際、簡単だが鍵付きでカッパ程度だったら苦もなく収納できる容量を持つ、
なかなかの優れ物だった。

なんか、こうしてあらためて見るとVTもGPZもタイヤが異様に細く見える。
GPZ400Rは、当時の400ccクラスでは破格のワイドタイヤ(リヤ:130/90-16)で、
『まるで車みたい』なんて印象があったのだが、今は250ccクラスでも140を履いている。
それを考えると、つくづく時の流れを感じてしまう。
この写真を撮ったのは、確か1985年。今から21年前だから当然か。

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2006.09.17 Sun
VT250F - 14 - 「目覚め」
RG250γとの戦い?以降、休みの日になると正丸駅まで行っては戻りをやっていた。
だが、いつ行っても正丸駅でUターンするバイクもいなければ、γのように
追ってくるバイクもいない。
走っている時にすれ違うバイクは結構いるのだが、お互いピースサインを交わしたり、
手を振り合ったりと、大変友好的かつ平和である。
もしかしたら、私の走っている道は正丸峠ではないのかもしれない。
正丸駅で休憩しながら、そんな事を思った私はもう少し先まで行ってみることにした。

正丸駅から左に出る。すぐに右コーナー、短い直線のあと左、そして左、右のS字を抜ける。
目に入ったのは立派なトンネル。手前に信号と道路標識。
その標識にはトンネル手前を右に入ると「正丸峠」だよという表示。
そう、私が「正丸峠」だと思い込んで走っていた道路は「正丸峠」ではなかったのだ!
あまりに間抜けな勘違いにヘルメットの中で赤面しながら信号を右に入り、
いよいよ本物の「正丸峠」と御対面。
いちおうセンターラインはしっかり引かれ片側1車線の体裁をなしているが、
今まで勘違いして走っていた道に比べると、とてつもなく狭い。
その上、小さく回り込んだブラインドコーナーが多く、道の端には落ち葉や小枝。
谷側にはガードレールが設置されているが、ベコベコに歪んでいたりする。
『なんじゃ、こりゃ』
ビビリながらも、自分なりに攻めてるつもりで走る。
と、「フォーン」と4気筒の良い音が下の方からえらい勢いで近づいて来る。
ミラーに映る丸目2灯のハーフカウル・・・GSXR400だ。
γに勝った余韻をいまだ引きずっている私は、引き離そうとアクセルを開け・・られない。
すでにいっぱいいっぱいなのである。
対して、私の背後にぴったりとついたGSXRは、余裕綽々のようだ。
その雰囲気は、なんとなく映画「スター・ウォーズ」のダース・ベイダーを思わせる。
さしずめ私は、ダース・ベイダーにあっさり撃墜される反乱軍のパイロット。
まさにそんな展開で、あろうことかダース・ベイダーは「フォン、フォン」と
余裕の煽りまでかましてくれる。
さっさと道を譲ってしまいたいのだが、直線はあまりに短く、道は狭過ぎる。
ダース・ベイダーの精神攻撃に、たっぷりと嫌な汗をかかされた頃に頂上に到着。
ダース・ベイダーはくるりとUターンして下ってゆく。
『ちくしょう』私もUターンし、追撃にかかる。が、あっという間に姿が消える。
それでもめげずに下っていると、また「フォーン!」と音が。
今度は後ろからではない。前からだ。
と思う間もなくダース・ベイダーとすれ違う。
あまりのレベルの差に、ほんのちょっとあったプライドらしき物は原子レベルで粉砕。
だが、このまま家に帰るのもなんか悔しい。
峠の入り口でUターンしてまた頂上まで登る。
頂上に着くと、ダース・ベイダーは休憩中。
VTを停めてヘルメットを脱いでいると、話しかけて来た。
歳が同じという気安さのせいかけっこう長い時間話し込んでしまう。
やがて、ダース・ベイダーはバイトがあるとの事で帰り支度を始めた。
そして、VTのタイヤをじっと見ていたかと思うと
「まだまだだね。もっと攻められるよ」
GSXRのタイヤと比べると、VTはほとんどセンターしか使ってないような状態。
なるほど、こんなにも違うものなのかと関心していると
「俺、毎週来ているから。また会おう」
そんな言葉を残してダース・ベイダーは去っていった。

この日を境に、いたいけな街乗りライダーだった私は道を踏み外し、
暗黒面に堕ちてゆくのであった。

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2006.09.17 Sun
VT250F - 13 - 「嗚呼、勘違い」
VTの持ち味はコーナーリング。
雑誌や、その頃手に入れたVTの本にも書かれていた。
確かに慣らし運転コースの途中にあるS字コーナーなどを走るのは楽しい。
でも、街中にコーナーだらけの道などそうそう無い。
どこに行けばそんな道があるのだろう?
何気なく買ったバイク雑誌にその答えが載っていた。
それは峠道。
なんでもコーナーだらけで楽しいとか。また有名な峠道には「走り屋」とか
呼ばれる人達が走っているとも言う。
そんな場所があるのかと読んでると、「正丸峠」という名前が出て来た。
この名前は、なぜか記憶に残っている。
しばらく考えて小学校の遠足で行った場所であることを思い出した。
ということは、私の家から行けない距離ではない。
地図を広げおおまかな道順だけ頭に叩き込み、出かける事にした。

1時間半ほど走って通りかかった交差点。手前に標識が下がっている。
そこには「正丸峠」と書かれている。
『なるほど。この交差点を抜けたら正丸峠なのか』
なんの疑問も持たずにその交差点を抜ける。
道は片側1車線ずつで、けっこう広い。雑誌には「正丸峠は道が狭くて」うんぬんと
記述があったような気がしたのだが、きっと気のせいなのだろう。
街中にはないコーナーの数々と直線を楽しみながらひたすら走る。
やがて、左手に正丸駅が見えて来た。きっとバイクはここでUターンするのだろう。
そう思って駅に向かう。駅には茶屋とロータリーとはとても言えない駐車場。
バイクの姿は1台も無い。
少々不思議に感じたが、きっと平日の午後だからだと納得してUターン。
しばらく走っているとバックミラーに小さな光が映る。
『なんだろう?』
ライトを点灯したバイクのようだ。
あっと言う間にそのバイクが近づいて来る。
紺色のハーフカウルに2スト独特の排気音。RG250γ(もちろん並列の初期型)だ。
負けじと私もアクセルをワイドオープン。
一段とかん高い排気音を響かせγが私に追いすがってくる。
目前に迫ってくる右の複合コーナー。
チラッと目に入る赤い光は速度警告灯。スピードメーターの針は、
ぬあわkm/hを指している。
はっきり言って今までその速度でコーナーに進入したことはない。
すると頭の中に教習所の教官の声が響いてきた。
「カーブは目線を先に先にと持っていくんだ」
教官の言葉に従い、視線を先に、コーナーの出口を見る事に集中する。
今まで経験したことのないバンク角でコーナーを脱出。
ホッとする間もなく今度は左コーナーが迫って来る。
後ろなど見る余裕もなく、ひたすらコーナーの先を睨みながら曲がる。
なんとか左コーナーもクリアして、長い直線でバックミラーを見る。
諦めたのかγの姿は無い。
「やった!VTでγに勝ったぜ!」
なんともいえない良い気分で、そのまま家路についた。

ここまで読んで「え?」と疑問を持つ方がたぶんいらっしゃるだろう。
そう、実は当時の私は、とんでもない勘違いをしていたのだ。
「恥の多いバイクライフ」の面目躍如といったところである。
どんな勘違いをしていたかは、後日明らかになる。

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2006.09.14 Thu
ヘルメットへのダメージ - 実験 -
昨年のネタなのでちと古い話だが。

アライヘルメットの取扱説明書の注意事項にこんな一節がある。
「ヘルメットを突起物に引っ掛けない!」
要は、バックミラーにヘルメットを掛けると衝撃吸収ライナーが変形するおそれが
あり、いざというときの衝撃吸収に悪影響があるから避けましょうという事。
だが、ツーリングの休憩時などバックミラーにヘルメットを掛けている人は多い。
果たして本当に衝撃吸収ライナーが変形したりするのだろうか?
ということで実験してみた。

ヘルメットは、アライのFV。十数年前に使用していたもので内装はボロボロ。
だが、衝撃吸収ライナーにダメージは無い。もちろん無転倒の物である。
衝撃吸収ライナーに着色して、画像のようにバックミラーに引っ掛ける。

img_362310_4355095_0.jpeg

丸一日の日帰りツーリング、休憩15分を4回=60分と想定。
だが、話が弾めば30分くらいすぐに経ってしまう。てなことで、
30分引っ掛けて15分のインターバル。そしてまた30分引っ掛けることにした。

実験終了。
衝撃吸収ライナー面に沿って注意深く色を拭き取る。すると、バックミラーが
当たっていたあたりに塗料が残っている。(輪ゴムの内側の範囲)

img_362310_4355095_1.jpeg

この部分(ゴムの内側)を拡大してみる。

img_362310_4355095_2.jpeg

周囲に比べ塗料が色濃く残り(へこんでいるため)、わかりにくいがシワも見受けられる。
そこを指で触ってみると、しっかりと段差(へこみ)が確認できた。
たかだか60分バックミラーに引っ掛けておいただけでこうなるのだ。
実際、この部分は内装が覆っているからここまでダメージを受けることはないだろう。
だが、想像してみていただきたい。
休憩の度にバックミラーに引っ掛けることを半年、1年続けたら?
内装が間に入るとは言え、今回の実験とは比較にならないくらい長時間
衝撃吸収ライナーにダメージを与え続けるのだ。

せっかくお金を出して万が一の為に購入するヘルメット。
わざわざ自分でその大切な性能=衝撃吸収力を劣化させることはない。

悪いことは言わない。
バックミラーにヘルメットを引っ掛けるのはやめることを強くお勧めする。

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2006.09.13 Wed
8時間エンデューロ - 後編 -
ほとんど準備らしい準備もできないまま迎えたレース当日。
快晴であることにホッとしながら、トコトコと会場である利根大堰に向かう。
受付を済ませて、コースを眺める。
コースと言ってもクローズドではなく、自然の地形そのままを利用して
ポールとテープである程度仕切ってあるだけのもの。
その中になぜか3連ジャンプはあるは、砂地を延々と走るストレートはあるは、
わざとなのか偶然なのか妙なぬかるみがあるは、と
バリエーションに富んでいる。っていうか、ほんとに初心者向けなのか?
『だまされた・・・』
心の中で呟くが、時すでに遅し。

短い開会式とミーティングを経てすぐにスタート時間になる。
私達のチーム?は、スタートがI、次がF、そして私という順番。
走行時間の割り振りは決めていない。決めようにもI以外はオフロード未経験なので、
どのくらい時間がかかるのかわからないのだ。
スタッフに聞いたところによると慣れた人で1周7分程度だそうだが。

スタートライン横一線にマシンが並び、号砲と共にスタート!
リヤを滑らせながらグリグリとコーナーを周り、3連ジャンプも皆バッタのように
ピョーン、ピョーンと飛んで砂地セクションの方へかっ飛んで行く。
さすがに2台ほどいるATVはジャンプこそしないが、3輪の特性をフルに生かし
同じ様なペースで走っている。
あまりのレベルの違いに私とFの目は点。
Iが5周してFにバトンタッチ。
10分、20分・・・周回して来るマシンの中にFの姿はない。
『どうしたんだろう?』
30分、40分。まだ来ない。そして60分が過ぎる頃Fが戻って来た。
そして、そのまま私と交代。
「これ、一度こけると再始動にえらい掛かるから」
ボソッと私に言うとさっさとマシンから離れて行ってしまった。
いよいよ、オフロード初挑戦だ。
コーナーはスローイン、スローアウト。3連ジャンプはもちろん飛ぶわけもなく
起伏に合わせてトコトコと。
そして砂地セクションに入る所のギャップで転倒。
マシンを起こしてキックするがFのコメント通りエンジンが掛からない。
何十回となくキックしてやっと再始動。砂地セクションに突入。
だが、リヤは滑る、フロントも取られるであっという間に転倒。
またもキック、キック。もう時間の感覚は無くなりひたすらキック。
その後も、少し走る。転倒する。ひたすらキック。を繰り返し、
やっとの思いで皆の所まで戻る。
結局、私も1時間かかり、すぐにIに交代。
Iは涼しい顔で5周してFと替わる。Fは飛躍的にタイムを上げ30分で戻って来る。
そして私と交代。
1周目よりもなんだか走れる。「トコトコ」が「タタタタタ」位にはペースが上がる。
リヤが多少滑っても1周目ほど気にならない。
『おお!これは楽しいぞ!』と悦に入っていると、ATVにぶち抜かれる。
思わずついていこうと必死になるが、そこでまた転倒。キックの鬼となる。
やっと再始動して砂地セクションを走っていると、横(10mほど離れているが)を、
DT200が勢い良く走って行く。
『なんであんなに速く走れるのかなぁ』と目で追いかけながら走っていると
DTは砂地の窪みに前輪をひっかけ前方宙返り。
転倒したライダーの無事を祈りながらマイペースで走る。が、その直後に
フロントを取られて私も転倒。
ここまでこけまくると頭の回路がおかしくなるのか、妙に楽しくなってくる。
ぬかるみセクションは無事に通過し、Iと交代しようと近づくと「行け」の合図。
それでは、と動くパイロン状態で、もう1周してIと交代。
Iはあいかわらず5周でFと交代。
今度はFに2周走らせようとIと話し合うが、かんじんのFが戻ってこない。
着実にペースが上がってたはずなのに。
手元の時計で45分が過ぎた頃、Fの姿が目に入って来た。が、マシンを押している。
「焼き付いちまった」
力なくFが言う。
ちょうど傍をスタッフが通りかかったので見て貰ったが、やはり焼き付いていると言う。
完走まで1時間半を残し、私達のレース?は終わった。

と、まぁ、走るよりも転びまくってばかりの初オフロード。しかも数時間だけの
経験だったが、後日、VTに乗ったときに今までとは違う一体感のようなものを
感じるようになり、妙に運転が楽になった。
自分の何が変わったのかはわからないが、体が色々覚えてくれたようだ。

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2006.09.13 Wed
8時間エンデューロ - 前編 -
私、原付時代から一貫してオンロードバイクに乗り続けているのだが、
一度だけオフロードを走った経験がある。
そんな話をひとつ。

当時(VTに乗っている頃)バイク仲間Fを通じてIという男と出会った。
Iは、トライアル専門なので私と一緒に走ることはなかったのだが、
そのIの行きつけのバイク屋が、カスタムで有名なホワイトハウス
そんな縁から、私もVTのオイル交換などをホワイトハウスでお願いしていた。

ある冬の日のこと。
私、F、Iの3人でホワイトハウスに遊びにいくと、顔馴染みのスタッフから
「今度、8時間エンデューロをやるのだけど参加しませんか?」とのお誘い。
「いや、オフは一度も走ったことがないので」と戸惑っていると、
「大丈夫、毎回一度も走ったことのない初心者も参加しますし」
返す言葉を捜しながらFとIを横目で窺うとIは当然のことながら目を輝かせているが、
Fは黙って何事か考え込んでいる。
「でも、参加しようにもマシンが・・・」
「マシンならある!」私の言葉を遮り、Fが声高らかに宣言する。
「!?」狼狽する私をよそに、スタッフ氏はニコリと微笑み
「じゃ、これエントリー用紙です。記入お願いしますね」と用紙を手渡される。
「おい、ほんとにオフロードバイクなんてあるのか?」Fに聞くと
「あぁ、兄貴が乗っていたXL125Sが実家にあるから週末に持って来るよ」
涼しい顔でFが答え、なし崩し的に8時間エンデューロレースにエントリー決定。
レースは3週間後。レースまでに使える休日は2日間。
そのうち1日は準備に費やし、残り1日はどっかの川原でIの指導のもと練習。
という予定だったのだが、予定は往々にして狂うもので。

休日1日目。
午前中に集まるはずが、F、Iの仕事の関係で集まったのは夕方遅く。
オフロード経験者Iのアドバイスに従い、ディスカウントストアで特価1980円の
ジェットヘル(庇付き)とオフロード用のゴーグルを購入。
ウェア類まで金をかけられないので、上はトレーナー、下はGパン、
ブーツは普段使っているブーツで、間に合わせることにする。
この日は結局、買い物だけで終了。
そして1週経って休日2日目。
レース前最後の休日だし、少しでも練習をしたいところだが、そんな願いは
神様に却下されたようで、顔を合わせたのはやはり夕方。
とりあえずのプラグ交換とワイヤー類への給脂程度をしたところで夜になってしまう。
と、ここでIがボソッと「オイル交換はどうする?」
すっかり忘れていた。時計を見ると買いにいこうにも、バイク屋などは
すでに閉店している時間。
手元にあるのは四輪車用のカストロールGTX-7だかA747だかだけ。
粘度を見ると10w-30。粘度的には使えそう。
まぁ、いつ交換したかわからないオイルよりはましだろうということで、
躊躇うことなく交換してしまう。
そして、当日の打ち合わせをしてこの日も終了。

結局、ぶっつけ本番で初のオフロード走行、それも草レースとはいえ
8時間耐久という無謀の極致に身を置くことになったのだった。

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2006.09.10 Sun
VT250F - 12 - 「切り裂き魔」
この世の中、哀しいことに他人の物に心無い悪戯をする人間がいる。
そんな生物は同じ人間だと思いたくないのだが・・・
そんな話をひとつ。

その日、バイトは遅番だった。
店を閉め、先輩と一緒に建物を出てバイクを停めてある場所に行く。
行くといってもバイト先の入っているビルの脇に行くだけだが。
1階のマクドナルドの明りに照らされている私のVTと先輩のMTX200R。
普段とまったく変わりない姿。
だが、近づいていくに従ってなにか変わっている感じがする。
今まで気付かなかったがシートにシワが寄っているようだ。
最初の型のVTはある程度乗り込んでいくとシートにシワが寄るという話があった。
『とうとう俺のもなっちゃったか』
てっきりそのせいだと思いながらVTの傍に行く。
「なんだよ、これ!?」
VTのシート側面が前から後ろまで一直線に切り裂かれている。
あまりの事に硬直していると、「ふざけんな!チクショウ!」と先輩が声を荒げる。
見ると、先輩のMTX200Rのシートも私同様表皮がパックリと切り裂かれ、
中のウレタンが顔を出している。
2人で周りを見回すが、犯人らしき人間などいるはずもない。
怒りとも悲しみともつかない複雑な思いを味わいながら切られたシートを見ると、
表皮だけでなく中のウレタンもしっかり切られている。
切れ目に指を突っ込んでみると、ゆうに指の第二関節まで入る。
とりあえず、警察に被害届を出したが、私が当て逃げされた時同様
警察など当てになるわけもなく、結局犯人は見つからずじまい。

この後、1ヶ月ほどは切られた所をガムテープで補強して乗っていたが、
ある日、走行中に通り雨に遭いシートは中までグチョグチョ。
いつまで経ってもグチョグチョと乾かず、そのうち謎のキノコでも生えそうな
気がしてきたのでしかたなく新しいシートを購入した。
その後、そういう悪戯には遭遇していないが、今でも長時間停める時など
今でも不安にかられる時がある。

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2006.09.10 Sun
VT250F - 11 - 「免停講習」
前回の記事でのスピード違反から2週間後くらいだったか。
「免停講習」への招待状が届いた。
私の場合、30日の免停なので講習を受ければ29日短縮される。
つまり、講習当日の1日だけ免停で翌日から普通に乗れるのだ。
これを逃さぬ手は無い。
というわけで、免停講習を受講することにした。

講習当日。
眠い目をこすりながら電車とバスを乗り継ぎ、講習会場である
埼玉県安全運転学校に向かう。
学校に着くまでは、免停になる人間などごく少数だと思っていた。
が、校内に入ると想像と違い受講者でごった返している。
人の多さに驚きながら、受付と昼食の予約をして教室に入り、講習開始。
現在は、単なる講習だけでなく、ゴミ拾い等のボランティア活動をするらしいが、
私が受けた当時は、丸一日(9時頃~15時頃)座学である。
そして最後に試験があり、試験の結果によって免許停止日数が決定する。
講習の内容は、テキストに沿った道交法に始まり、事故の実態、
安全運転への心構えなどなど盛り沢山。
「学校」と名が付くだけあって講習中に当てられたりする為、気が抜けない。
休憩は、約1時間ほどの各講習の間に10分。昼休みが約1時間。
昼休み以外は当然校外に出るわけにはいかず、隣の警察学校校庭で行われている
機動隊の練習を眺めるくらいしかできない。
と、まあなかなかハードな講習をこなしてまとめの試験。
さぞ厳しい試験かと思えばさにあらず。
テキストを見ながら受けられるので、よほどのことがない限り、
まず満点が取れて30日免停は1日だけの免停となる。
最後に、結果発表と諸注意で16時頃に講習終了。めでたし、めでたし。
となるわけだが・・・

いちおう招待状には決して車、バイクで講習に来るなと明記してあるのだが
なぜか車やバイクで来る人間がいる。
当然、そのような不届き者を検挙すべく埼玉県警は周辺に網を張っているわけで。
その網にかかった場合、免停中の運転=無免許=免許取り消しが待っている。
なのだが、毎回免許取り消しになる人間が後を絶たないという。
現在も講習当日は網を張っているはずなので、講習を受けられる方は
必ず公共交通機関を利用していただきたい。
捕まる、捕まらないを問わず、運転してはいけない状態なのだから。

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2006.09.08 Fri
VT250F - 10 - 「ネズミ捕り」
良く晴れた日の夕方近くのことだった。
学校からの帰り道。
私はR254を鼻唄混じりに走っていた。
成増を過ぎ、和光陸橋の下を通過。そして次の信号は赤。
私は先頭で信号が変わるのを待つ。
滅多に無いことだが、次の信号まで道路はクリアな状況。
信号が青に変わる。
普段より回転数高めでクラッチを繋ぎながら発進する。
VTは私の意思を忠実に反映し、鋭いダッシュを見せる。
『空いてる道路って気持ちいいなぁ』
と、悦に入りながら加速を楽しんでいると左手の理化学研究所から
ひとりの男が飛び出して来た。
白いヘルメットに水色の上着に水色のズボン、そして手には赤い旗。
男は、私に向かって「おいで、おいで」をする。
本当に私に対してなのか疑問なので男に向かって「私?」とジェスチャーすると、
男は嬉しそうに?「うん、うん」とうなずく。
背中を嫌な汗が流れるのを感じながら、私は男の指示に従い理化学研究所の
入り口にVTを停めた。
傍には、中型クラスのバイクが2、3台ほど停まっている。
『なるほど、バイクの検問か』
幾分ホッとしながら、白黒ツートンカラーのワンボックスタイプの車に入る。
言われるままに免許証を渡し、車内の男達と和やかに雑談。
では、そろそろお暇しようと腰を上げかけた時に男がさらりと
「で、23km/hオーバーなんだけど」
一瞬にして目の前が真っ暗になり、止まっていた嫌な汗がどっと流れる。
「いちおう確認してくれるかな?」
クリップボードに挟まれた紙には計測時間やら速度、ついでにナンバーまで
印字されている。
「確認してくれたね。じゃあ、これにサインして」と今度は青い紙を渡してくる。
サインしながら点数を聞くと2点。
ということは、原付時代からの累積が5点あるから足すと7点。
免許停止確定である。
男に話すと
「そうなのか。うーん、でも私らも仕事なんでね」
「しばらくすると詳しい事が書かれた通知がいくから。じゃ、気をつけて」
車外に出ると、測定機器の片付けの最中。
私が、この日最後の「客」だったようだ。
『あぁ、こっちじゃなくて旧道を使っていれば』などと思い返すが後の祭り。

それから数週間後、私は『免停講習』なるものに参加するのであった。



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2006.09.06 Wed
VT250F - 9 - 「ツーリングにて」
VTに乗っていた期間、いわゆるマスツーリングに行ったのは1回だけ。
だが、このツーリングでの出来事は今でも忘れられない。

前回の記事にも出て来た高校時代の同級生であり、バイク仲間でもあるFから
ツーリングの誘いがあった。
メンバーは、F(GPz400F)とFの勤務先の先輩(XL250R パリ-ダカール)、私の3人。
目的地は憶えていないが、確か群馬か山梨か?なにしろ山の方だった。
先導はFの先輩氏、次にF、ケツ持ちが私という順番で出発。
出発したのは良いのだが、実は全員ツーリングの経験があまり無い。というか
地図を持参し知らない道を走った経験が無い。
その為か、はたまた全員方向音痴なのか、道は間違えるわ先輩氏はUターンごけ
をかますわとなかなかの珍道中。
先輩氏の乗るXL250R パリ-ダカールというバイク、ベースのXL250Rの車体は
そのままに容量21リットルの巨大なタンクを載せた物。
メーカー発表値500kmの航続距離を持つが、重心が妙に高くバランスが悪いらしい。
そんなことも関係しているのか、Uターン時など結構バランスを崩すようだ。

そして、この日何度目かの道間違い。
そばには綺麗な小川が流れ、農家らしい民家が2、3軒並んでいる細い道。
そろそろ疲労を覚える時間ということもあり、休憩を兼ねてミーティング。
地図を囲んで、あ~でもない、こ~でもない、ここはどこ?なんてやっていると、
1軒の農家から「若いお嫁さん」といった風情の女性が出て来て、こちらの様子を
ちょっと窺うような感じで、また家に戻っていった。
それを見たFが
「バイクがこんなところにいるから不審がられたんだ。早く逃げようぜ」
いや、決して悪さなどしてないのだから逃げる必要はないのだが、早々に
立ち去った方が良いのは確かだろう。
だが、逃げようにもどの方角に逃げればよいのかわからない。
なおもミーティングを続けていると、先ほどの女性がまた家から出て来た。
チラリとそちらを窺うと、何かを盛った大皿を抱えている。
特に何かを言われるわけではなさそうなので、なるべく不審がられないように
ミーティングを続けていると、女性はなぜかこちらに近づいて来る。
『あぁ~やっぱり何か言われるのか?』
すっかり観念し一様に俯く私達。しつこいようだが悪さは何もしていない。
私達のすぐそばまで来た女性が口を開く。
「あのぅ」
硬直する私達。そんな私達に女性は言葉を続ける。
「うちで穫れた桃です。よかったら召し上がって下さい」
見ると大皿には、食べ易く切り分けられた山盛りの桃。
「あ、あ、ぁりがとぅございます。ぃただきます」
あまりに思いがけない出来事に混乱しながらもありがたく頂戴する。
その桃は、とっても甘く美味しくて、とっても嬉しくて・・・
あっという間に全部平らげ、あらためてお礼を述べる。
そして道を教えてもらい、私達はその場を後にした。

バイクに乗っていると時にこんな『一期一会』がある。

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2006.09.06 Wed
人に命を預けるということ
他人の車に同乗したり、他人を乗せたり。なんて日常的によくあること。
また、2人乗りのバイクもよく見かける。
いわゆる「他人に命を預けている」わけだ。
当然、同乗する側は運転者を大なり小なり信頼しているわけだが、
時に、その信頼が裏切られることもままある話で・・・

私がVT250Fに乗っていた頃だから20年以上前のことである。
高校時代の同級生Eが、持病の手術の為都心の大学病院に入院中と連絡があった。
幸い、手術は成功し術後の状況も良く暇を持て余しているという。
そういう状況なら、というわけで私とバイク仲間のF(彼も高校時代の同級生)
Eの部活の後輩であるG子の3人で見舞いに行こうという話になった。
すると、G子の彼氏Hが車を出してくれるという。
それはありがたい、ということでHの運転する車(カリーナ)で行く事に決定。
運転はもちろんH、助手席にG子、後部座席右側に私、左側にFが座り出発。
Hの運転が少々荒いのが気になったが、口を出す立場でもないので黙っていた。
都心に入ると、日曜日ということもあり道路はガラガラ。
なかなか快適なドライブ?だ。
そして、Eが入院している病院まであと数kmといったところで差し掛かった
片側2車線の交差点。
ここを右折すれば病院まであとは真っすぐ行くだけ。
対向車線を白いクラウンが直進してくる。
ガラガラに空いているだけあって、クラウンのスピードはけっこう高く、
クラウン以外に走っている車両は無い。
ここは、クラウンをやり過ごしてから右折を開始するだろうと、
後部座席のバイク乗り2人組(私とF)は思っていた。
少なくとも自殺志願者でなければ待つ状況である。
ところが、何を血迷ったのか無謀なことにHは右折を開始。
「バカヤロウ!!」「やめろ!!」
私とFが口々に叫ぶが、車は急に止まれない。
みるみるうちにクラウンが迫って来て、私達の視界一杯に大きくなる。
『だめだぁ』思った瞬間
「ドカーンッ!!」
Fの頭が私の肩にぶつかりそのままFもろとも右側のドアにぶつかる。
私達の車はまるでコマのようにスピン。1回、2回、回りながら街灯の柱に向かっていく。
脳裏に街灯に突っ込んでグチャグチャになった事故写真が浮かぶ。
『もうだめか』諦めかけたが、幸運なことに私達の乗る車は街灯の隣にある
花壇に乗り上げ、そこで停止した。

とりあえず、この時点で、私達の中で目立つ外傷の者はいなかったので
Hを抜かした3人でEの見舞いに行った。
だが、この事故で私は腕の神経を傷めてしまい、結局学校を休学することになってしまった。
そして、この事故から1、2年の間、他人の運転する車(タクシー等も)には怖くて
乗れなくなってしまった。
当然、Hの運転する車には何があろうと決して乗らなくなったのは言うまでもない。

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2006.09.03 Sun
VT250F - 8 - 「信号GP」
VTに乗り始めてから行動半径が大きくなったせいか、
今まで体験したことのない事に遭遇する機会が多くなった。
「信号GP」も、そのひとつ。
「信号GP」と聞いて「なんじゃ、そりゃ?」と思われる方も多いと思う。
簡単にいうと「ゼロヨンもどき」
スタートの合図は目の前の信号。ゴールは・・・知らない。
信号待ちで偶然居合わせたバイクの間で偶発的に起きるものだから、
ゴールなんぞ決めようもないわけで。

場所は、R254。板橋と池袋の間。
私は片側二車線の左側で信号待ちをしていた。
すると、左側の路肩をすり抜けてKAWASAKI GPz750Fが登場。
「おぉ、ナナハンだ」と気を取られていると右側の車線に、RG250γにCBR400F。
それともう1台400ccクラス。なんだったか憶えていない。
『なんか豪華なバイクばかりだなぁ』と思っているとGPz750Fが
「ウォン!ウォン!」と空吹かしを始めた。
幸か不幸か、私達の前の道は次の信号まで完全にクリアな状況。
それに呼応するかのように他のバイクも空吹かしを始める。
「信号GP」開催決定である。
『あちゃぁ、俺の勝ち目なんてないじゃん』
思いつつもなぜか右手は私の意思に反してアクセルを開閉している。
交差する信号が黄色に変わる。
5台のバイクのエキゾーストノートが一段と高まる。
なんとも、はた迷惑この上ない状況だ。
そして、正面の信号が青に変わり各馬いっせいにスタート!
10000rpmをキープしながらVTのクラッチを繋ぎ、アクセルを開ける。
横目で左側を窺うと、クラッチミートをミスしたかGPzは車体1つ分ほど後方だ。
「やった!ナナハンに勝った!!」
しかし、その喜びもほんの一瞬。距離にして20mくらい。
「グゥオーッ」と排気音とも空気を切り裂く音ともつかぬ轟音と共にぶち抜かれる。
「クッソー」
なんとか追いすがろうとアクセルを全開にするがエンジンがついてこない。
「?」
タコメーターを見ると、針はレッドゾーンを通り過ぎ、目盛のない所までいっている。
目盛の間隔で推測するに14000rpmの位置。
「やばい!エンジンが壊れる!シフトアップしなきゃ」
慌てて2速に上げるが、その瞬間γとCBRにも先行され・・・。
その時点で、私は追走することを諦めた。

結局「信号GP」では敗北したが、このおかげで思わぬことが明らかになった。
それは、私のVTがオーバーレブリミッターの装着されていない初期型中の初期型ということ。
後日、手に入れたVT250Fの本によると最初期型以外はオーバーレブリミッターが、
装着されており、タコメーターを振り切るあたり(13300rpm)以上は回らない。
オーバーレブリミッターを途中から装着した理由は、私のように14000rpm以上回して
バルブを落っことすトラブルが続発したからだそうだ。

まぁ、とりあえず私のVTはバルブを落とすことなく済んで幸いだった。

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2006.09.02 Sat
リハビリ
ZEPHYRの「楽ちんポジション」に馴染んでしまい、R6のポジションが違和感
ありまくり状態になってしまったので、この週末はリハビリに専念することを決意。
めったに使わないツーリングマップルを開く。
群馬の方もいいが、山梨もいいな。などと思案しながら床に就く。
が、なぜか眠気が襲ってこない。
眠っているのか眠ってないのか判然としないまま、うつらうつら時を過ごし、
時計を見ると午前4時半。
軽い頭痛を覚えながら、このまま出かけてしまおうかと迷っているうちに意識を失った。

ふと、周囲の空気に違和感を覚え、目を開けた。
外から聞こえてくるのは夜明けを告げる鳥の声ならぬ蝉の声。
時計を見ると午前10時50分・・・
昨晩、ああだこうだと考えていたプランはすべて水の泡。
まぁ、やっちまったものはしかたがない。気を取り直して12時半出発。
とりあえず全行程4時間程度で考え、正丸峠から名栗に抜けるラインに決定。
走り始めてみると、R6が戻って来た時よりも違和感を覚えない。
さすがに最初の数kmは、着座位置が決まらなかったり腕に体重が掛かったり
していたが、某陸事の前を過ぎる頃にはそれも無くなった。

先日までの暑さも少し和らぎ、流れる風が気持ちいい。
飯能市街を抜け、R299に入る。
秩父方面のツーリングの帰途だろうか?やたらバイクとすれ違う。
正丸トンネルを抜け、左折すれば名栗方面。
だが、なんとなく曲がる気になれずそのまま直進。
結局、県道11号に入り定峰峠を抜けて小川町に抜けるルートに変更。
このルートは、あまりツーリングに使われないのだろうか?
バイクを見る事もなく小川町市街からR254へ入る。
と、ここでR6の高回転域の様子を見たくなり東松山から関越道に乗る。
加速車線を1速で引っ張り、そのまま2速、3速。とここで背後が気になり減速。
適当に流れに乗り、三芳PAに入る。
標識に従い、二輪駐輪場に行くが、駐輪場は満杯。四輪の駐車スペースにも
二輪がけっこう停まっている。
が、障害者用のスペースにバイクを停めるのはいかがなものだろうか?
どうも、そういうことを平気でできる人間の心理が私にはわからない。

コーヒーを飲みながらぼーっとしていると少し腰が重くなっているのを感じる。
やっぱり、まだ体が慣れていないみたいだ。
軽く腰のストレッチをしてからR6に跨がり、三芳PAを後にする。
私の降りる所沢インターまでは、あとほんの少し。
高回転域も特に不具合は無いようなので、3車線の一番左を走る。
と、視界の右端に不穏な動きが。
一番右の追い越し車線を走っていた品川ナンバーの銀のベンツが、ウインカーも出さず、
えらい勢いでこちらに平行移動してくるではないか。
『!』
減速してかわすと件のベンツは私の前に入り込んで来た。
一瞬、カッとなったが、どうも挙動がおかしい。
『触らぬ神に祟りなし』と車間を空けた途端、そのベンツはまた一番右車線に平行移動していった。
いったいなんだったのだろう?
などと考えている間に所沢インターに到着。

最後に妙な物に遭遇したが、とりあえず今日も無事に帰ってこられたから良しとしよう。








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