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あがてR6

Author:あがてR6
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バイク・雑感
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「 2006年12月 」 の記事一覧
2006.12.31 Sun
WOLF - 15 - 「いろがみの値段」
不安で高鳴る胸を押さえながら裁判所に入り、指定された場所に行く。
「ここか」フッと息をついておもむろに扉を開ける。
目の前には、人っ子ひとりなく閑散とした空気が流れるだけの室内が広がる。
何を間違えたのかと、慌てて書類を引っ張り出して確認するが、
日付、時間、場所、すべて合っている。
『いったいどういうことなんだ!?』泣きたい気持ちで呆然と佇んでいると
柱の陰からモップを持ったおじさんが悠然と現れ、私の存在など目に入らぬか
のように床のモップがけを始める。
思考停止状態のままおじさんのモップがけを眺めていたが、意を決して
おじさんに話しかけてみる。
「すみません。略式裁判のために来たんですけど」
「うん?あぁ、交通違反のね。今日はやってないよ」
「え?でも、これには7日となってるんですが」赤いろがみを見せる。
「どれどれ、こりゃまた汚い字だな。ん?あぁ、こりゃ間違えるのも無理ないな。
これ7に見えるけど1だよ。1日
そう言われて改めて赤いろがみを見直す。
たしかに「1」と言われればそう見えるが、どう見ても「7」である。
だが、そんなことを言ってる場合ではない。結果として出頭日に出頭しなかった
私はどうしたらよいのだろう?
「あの、どうしたらいいんですか?」藁にもすがる思いでおじさんに尋ねる。
「あぁ、明日(8日)やるから明日来ればいいよ」こともなげにおじさんは答える。
「え?でも、大丈夫なんですか?出頭日が違うし」
「大丈夫。そんな人、いくらでもいるからなんてことはないよ」
おじさんは、私を元気づけてくれるかのように明るい声で言う。
「そうですか。では、また明日来ます」
おじさんに礼を述べ、私は家に帰った。

翌日。
裁判所に行くと、溢れんばかりの人で賑わっている。
あまりの人の多さに驚きながらも、係員の指示にしたがい建物の2階へ。
薄暗い廊下の先には長机があり、数人の検察官?が席に着いており、
番号順に検察官の前に並ぶ。
私の番になり、検察官に促され席に着くと
「あがてR6さん、あなたは○年○月○日○時頃、○道路で27km/hの
速度違反を犯しました。このとおりで間違いないですね?」
「はい、間違いありません」
「わかりました」
これで略式裁判終了である。
そして、私の判決は罰金15,000円。
友人達にいろいろ聞かされていた金額よりはかなり少なくホッとした。
だが、私の財布の中には10,000円しか入っていない。
『どうしよう?』新たな不安が私の頭の中いっぱいに広がる。
全員の裁判が終了した後、罰金の受付でその旨を述べると
「では、後日なるべく早く検察庁の方へ入金に来て下さい」
の言葉とともに、処理番号の書かれた書類を渡され、2、3日後に
検察庁へ行き罰金の入金。
それからほどなくして、「免停講習のお知らせ」が届き、私にとって
2回目となる免停講習を受け、当日だけの免停でいちおう終了。

これ以降、現在に至るまでの10数年はおかげさまで無違反で過ごしている。

今年の更新はこれにておしまい。
この拙いブログにお付き合い下さった皆様、良いお年をお迎えください。
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2006.12.30 Sat
WOLF - 14 - 「赤いいろがみ」
その日は、何かの用事で急いでいた。何の用だったのかは記憶にない。
とにかく時間に追われていた私は、車列の左側をすり抜け信号の先頭に立つ。
信号が青に変わると同時にスタート。
10000rpmでシフトペダルを蹴り上げ、2速にシフトアップ。
タコメーターの針が一瞬下がり、すぐに9000rpmに跳ね上がる。
と同時に、歩道の物陰から赤い旗を持った男が道路に飛び出してきた。
「危ない!」即座に私はブレーキレバーを握り込む。
飛び出してきた男は身の危険を感じたのか、素早く歩道に逃げ込む。
男が飛び出してきた位置から10mほど先で私は停止する。
『このまま逃げちまうか』ふっとそんな考えが頭をよぎった瞬間、
「じゃあ、こっちに来て」男に誘導されて私は歩道脇の空き地に連れ込まれる。
空き地には、白黒ツートンカラーの車両と白塗りの大型バイクが数台。
空き地の手前の物陰には、電波探知機とそれを操作する男がひとり。
「ずいぶん飛ばしてたね」と飛び出してきた男が苦笑しながら話しかけてくる。
「えぇ、やんごとなき事情で急いでいたもので」
「そうだね。みんな急いでいたって言うんだよね」
そう言いながら男は、記録用紙状の紙片を私に見せる。
それには頼んでもないのに、私のスピードとナンバーが印字されている。
「27km/hオーバーだから。納得したらこれにサインして」
「27km/hオーバーっていうことは何点ですか?」
「6点だから免停だね。もう少し後だったら3点で済んだんだけど。残念だね」
一発免停(6点)が25km/h以上から30km/h以上に改正される直前だったのだ。
「なんとか3km/hほどまけてもらえませんか?」私は交渉を試みる。
「まけてあげたいんだけど、記録が出ちゃってるから」
しかたがない。初めて見る「赤い色紙」にサインをし、人差し指にインクを
べったりと付けてグリグリと指紋を押捺する。
せっかく累積点数も消え、真人間になったというのにこの有様である。
男は赤い色紙になにごとかを書き付け、それが終わると
「じゃあ、この日に裁判所に出頭して下さい」と日付の欄を指し示す。
『汚ねぇ字だなぁ』と思いながら日付を見ると「7日」だ。
「免停の講習は後日ハガキが行きますから。それでは、気をつけて」
『とうとう俺も前科者かぁ』
そんなことを思いながらWOLFに跨がり、ノロノロと空き地を後にする。

時は足早に過ぎ去り、裁判所出頭日の「7日」
指定されていた時間より少々早めに着いた私の目の前には信じられない光景が
広がっていたのだった。

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2006.12.29 Fri
WOLF - 13 - 「うるさ~い!」
パワー的には文句の付けようもないスガヤのチャンバー。
だが、少々気になることが目につくと言うか耳につくようになってきた。
そう、サイレンサー(消音材)の劣化である。
ノーマルより確実にひとまわりは細く短いサイレンサーであるから
ある程度は予想していたのだが、まさか半年程度でうるさくなるとは。
サイレンサーの買い替えも考えたが、それなりに静かなのは最初だけと
わかっているからどうも手を出す気になれない。
何か良い方策はないものか?うつうつと考える日々を過ごしていると、
ちょうどタイミングよく新型サイレンサー発売の情報が入ってきた。
さっそく詳細情報を集めるべく近所の本屋に行き、バイク雑誌を手に取る。
写真で見る限りでは、ノーマルに近い形状ではあるがなかなか良さそうだ。
ほとんど購入を決意して価格の欄に目を走らせる。
「た、高い!」
正確な価格は憶えていないが、たしかチャンバーの半分くらいだったような。
高くてチャンバーの1/3程度だと思い込んでいた私にとって想定外の高価格。
一気に買い替える気が失せてしまった。
そうなるとすり抜け時に車に気付かれやすいとか、道をあけてもらいやすいとか
うるさい故のメリット?ばかりが脳内を占めるようになり、
サイレンサーの買い替えなんざどこかに飛んでいってしまったのだが・・・

ある日のことである。
完全に車の流れが詰まったため、私はすり抜けを開始した。
WOLFが近づくと、左に寄り過ぎている車がみな道をあけてくれる。
あけてくれた車に手を上げて礼をしながら
「やっぱり、少しはうるさい方がすり抜けは楽だねぇ」と悦に入る。
と、歩道を幼稚園児くらいの子供が2、3人トコトコ歩いている。
それだけなら別におかしくもなんともないよくある風景なのだが、
なんか妙だ。なぜか、皆一様に頭の横に手を当てて歩いている。
『何か、流行りの遊びなのだろうか?』
そんなことを思いながら、子供達の横を通り過ぎるとき1人の子が
「うるさ~い!」
そう、子供達はWOLFのうるささに耳を押さえていたのだ。
その声に「すり抜けが楽」などと思ってしまっていた私は深く恥じ入った。
なんと言い訳しようとも、ただの「迷惑騒音」に他ならないのだ。
心の中で「ごめんね」とつぶやきながら私は子供達の横を通り過ぎた。

その日のうちに新型サイレンサーをバイク屋に発注したのは言うまでもない。

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2006.12.24 Sun
親切な?サンタさん
今日はクリスマス・イブということでクリスマスにちなんだ話をひとつ。

クリスマスと言えば、サンタクロース。
プレゼントの入った大きな袋を背負い、眠っているよいこへ希望のプレゼントを
ひとつずつ置いていく。
ほとんどのよいこはサンタさんが来るまでに欲しい物が決まっている。
でも、欲しい物がいくつもあって、なかなかひとつに選びきれない。
そんな子もいる。
そんな子は、なぜか親に「そんなことじゃ、今年はサンタさん来ないよ」
なんて言われちゃって悲しい思いをしてみたり。
でも大丈夫。サンタさんは、それはそれは優しいこどもたちの味方。
悲しい思いをすることがないように、その子の欲しい物をわざわざ
いくつか持ってきて選ばせてくれるのだ。
え?そんなの嘘だって?
嘘ではない。ちゃんと証拠の写真だってある。

ほ~ら、見てごらん


up8118.jpg


この写真では残念ながらサンタさんは後ろ向きなんだけど、
赤い上着の内側には、いくつものプレゼントがぶら下がっているのだ。
みんながびっくりしているのは、ぶら下がってるプレゼントの数が多いから。
ズボンをはいてないのはなぜかって?
そりゃサンタさんのいる北極より、こちらの方が暑いから。
上着に隠れてみえないけど、ちゃんと短パンをはいている・・・・・と思う。

ま、なにはともあれ メリー・クリスマス!


つい魔がさしてこんな記事をUPしてしまった。
いまは反省している。

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2006.12.23 Sat
ウイリー
時々、空いた道などでウイリーしているバイクを見かける。
私なんぞは、そんな度胸も腕もないので「凄いなぁ~」と感嘆するばかりなのだが
それと同時にある光景を思い出して他人事ながら身の竦む思いをすることがある。
そんな話をひとつ。

ある日曜の晩のことだ。
正丸峠での楽しい夕刻を過ごした私達はR299と県道15号がぶつかる交差点にある
雑貨屋で休憩していた。
すでに日はとっぷりと暮れ、空には満天のお星様。
毎度おなじみの馬鹿話も一段落つき、そろそろ帰ろうということになった。
私を入れて総勢6台のバイクが、信号の切れ目を狙って一斉に道路に出て、
すぐさま千鳥の隊列を組む。
普段好き勝手な時間に来て好き勝手をやっている人間ばかりなのに、なぜか
こういうときだけは異様にまとまりが良く、そのたびに関心する。
が、関心するのも束の間、後方で「スパーッスパーンッ!」といい音が聞こえる。
バックミラー越しに見ると、後方3台でウイリー大会を開催している。
やっぱり、この連中はおとなしく走っていられないようだ。
苦笑しながら前方を確認し、またバックミラーに視線を移す。
と、ウイリーしていた1台(RZR)が不意にグラリと揺れ「ガッシャーン!」
「やりやがった!」咄嗟に停止しようとブレーキをかけ減速。
バックミラーに映し出されるのは派手に火花をまき散らしながら迫り来るRZRの姿。
周囲が暗闇なだけに、それはまるで映画のワンシーンのように幻想的。
「きれいだ」思わず見とれながら呟いた瞬間、ハッと我に返る。
「いかん!逃げねば!」
ここで停止してしまうと推定初速70km/hで打ち出された(転倒した)RZRの
恰好の餌食になってしまう。
転倒した彼には申し訳ないが、我が身が大事なのは誰でも同じ。
RZRの追撃?から逃れるべく、即座にアクセルを開けて加速。
一時は危険なほど距離が縮まった巨大ネズミ花火RZRと私達だったが、
道路の摩擦力によりRZRの勢いは徐々に衰えやがて停止。完全に沈黙。
だが、ライトだけは点灯したままで、まるで何かの意思を伝えるかのように、
近づいていく私達を照らし続けていた。

幸いなことに転倒した彼は軽い打撲程度で済んだ。
転倒の原因は、彼がウイリーした時に前方を走っているバイク(私以外に2台)の
ブレーキランプが光ったのを見て、慌ててフロントを下ろしたところでバランスを
崩したのか操作を誤ったのか。とにかくそれで転倒したと。
だが、そのとき私達の前方はクリアで車も何もおらず、私は勿論のこと、他の2人も
フロント、リヤ問わずブレーキをかけてなどいなかった。
転倒した彼と同じような位置にいた連中もブレーキランプが光ったのを
見ていないと一様に言う。
転倒した彼の錯覚だったのか、はたまた彼にしか見えなかった「何か」だったのか?

そんなわけで私にとって「ウイリー」は一種のトラウマとなって現在に至っている。

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2006.12.20 Wed
ただいま迷走中
昨晩、記事をUPした後でふと無謀な考えが頭をよぎった。
『この際だから自分でテンプレートを作ってみようか』
ということで、FC2tyle-FC2ブログstyle-内のCSSジェネレーターを使って
作成を始めたのだが、あえなく挫折。
自分のアホさ加減に呆れながら、何かいい物はないかしらん?と
共有テンプレート一覧を眺めていると、とても綺麗な落日の画像が印象的な
テンプレートが目に留まった。『おお!これをお借りしよう』
だが、説明文には「トップ画像を変更してお使い下さい」とある。
それならばと、作成者様のブログにお邪魔してトップ画像変更の記述を見ながら
R6の画像に変更してプレビューを見る。
R6の画像のバックは白、対して他の部分は落日に合わせたオレンジ系の色。
思わず笑ってしまうくらい、画像だけが浮いている。
ということは、他の部分の色を変えていかなければいけないわけで。
テンプレートのCSSをじっくり見ながら、ここか?と思う箇所の色番号を変更して
プレビューで確認して、という作業をひたすら繰り返す。
ほとんど勘というか当てずっぽうに近い状況でやっているので、意図していない
所の色が変わったり、レイアウトが崩れてみたり。
それでも、なんとか見られる程度には出来上がった気がするのでホッとする。
と同時に、思い出したのが今まで使っていたテンプレートの事。
もしや?と思い作成者様のブログにお邪魔してみたら、解決方法がUPされている。
さっそくその通りに修正してみると、消えていたトップ画像が見事に表示される。
素直に元に戻せばいいのだけど、なんだかねぇ。

というわけで、まだしばらくテンプレがころころと迷走しそうなのである。

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2006.12.19 Tue
WOLF - 12 - 「写真少年」
いつから彼が正丸峠に通うようになったのかは憶えていない。
気がついたら毎週のように彼の姿を見かけるようになった。
彼はバイクではなく自転車で峠にやって来る。
ただひたすら走っているバイクの写真を撮り、そして帰ってゆく。
いつしか私達は彼を「写真少年」と呼ぶようになった。

ある春の夕方。
一走りして休憩しているところに、彼がエッチラオッチラと上ってきた。
「こんにちは」彼が私達に声をかけてくる。
「やぁ、こんにちは。チャリでがんばるねぇ。バイクは乗らないの?」
「学校がバイク禁止なもんで乗れないんですよ」
「でも来年卒業なんで、卒業したら速攻で中免取って乗りますよ」
「三無い運動」が緩くなったという噂は聞くが、実際はそうでもないようだ。
そんな話をしながら、彼はデイパックの中をゴソゴソと何か探している。
「あ、あった!」
「これ、冬に撮ったやつです」と私に1枚の写真を差し出す。
いつの間に撮られていたのだろう?私の走行写真ではないか。
「うわぁ、ありがとう!そうだ、写真代払わなきゃ。いくら?」問う私に
「いえ、いいです。好きで撮ってるだけだから」
なんて素晴らしい少年なんだ。私は思わず落涙。はしないが感謝感激である。

翌年、彼は高校を無事卒業しRZ250Rで正丸峠にデビューした。
それと同時に写真を撮ることも無くなったのがちと残念だった。

pic_0789.jpg

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2006.12.17 Sun
変えてみたっていうか・・
以前から私のブログを訪れて下さっている方はお気付きと思う。
えぇ、テンプレートが変わっているのです。
少し前の記事で「愛着のあるテンプレートうんぬんと書いていたのに、
なんて心変わりの早い奴だ!」と責めないでいただきたい。
実はこれには深いわけがあるのだ。

今日の午後のことである。
さて、ブログの更新でもしようかなと思ったわけだ。
で、なんとなく自分のブログを開いてみたら・・・ヘッダー部の画像が無い!
記事やプラグイン関係は普通に表示するのだが、ヘッダー部だけが真っ白なのだ。
昨晩まではそんな現象は起きていなかったので、単に画像を読み込むのに
失敗したのかとキャッシュを消去してリロードしてみたのだが、表示されない。
それではブラウザが原因かと、幾つか違うブラウザで試したが結果は同じ。
かと言ってFC2サイドで障害が起きているわけでもないようだ。
しばらく考えた末に、テンプレートの作者さんのブログにお邪魔してみると
作者さんも、同様のトラブルに見舞われていて原因究明中との記事があった。
ということで、とりあえず代替のテンプレートを探し始めたのだが、
デザインは素敵だが記事部分の幅が短く、記事のレイアウトがおかしくなったり
カテゴリーのツリー部分が崩れてしまったりと、なかなか一筋縄ではいかない。
この2時間で、テンプレートを変更すること3回。
やっと「これなら」と落ち着いたのが現在のテンプレート。
いちおうOpera 9.02、Camino 1.03、Safari 2.04、Firefox 2.0、IE for mac 5.2で
表示確認はしたから大丈夫かなと思うのだが・・・。

テーマ:テンプレート - ジャンル:ブログ
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2006.12.16 Sat
WOLF - 11 - 「ビデオに出演?」
あれはたぶん初夏の頃。
休日出勤だか有給休暇の消化だったか(ずる休みでないことは確かである)
まあ、とにかく平日に正丸峠に行ったときのことだ。
平日というだけあって観光客も皆無なら、バイクも少なく往復しているのは5、6台くらい。
休日の喧騒がまるで夢か幻のように感じるくらい道はガラ空きで静かだ。
そんな好状況をたっぷりと堪能して、平日にも関わらず来ていた常連数人としばしの休憩。
すると、顔見知りの原付に乗る少年が私達のところに来て
「何か変なのがいますよ」
「変なのって何?」
「ビデオだかTVだかのカメラを担いで俺たちを録ってるんですよ」
いったい何者なのだろう?
とりあえず雑談で時間を潰しながら、その変なのが上ってくるか様子を見ることにする。
だが、1時間くらい経っても、誰も上ってこない。
いい加減雑談にも飽きた私達は、もう大丈夫だろうと判断して走り始める。
だが、頂上から数えて峠の中間より少し下、左の回り込むカーブの路肩にそいつはいた。
少年の言ったとおり、TVのロケに使うようなビデオカメラを肩に担ぎ、走る私達を録っている。
なんとも不気味であるが、1度録られてしまったのなら2度も3度も同じだと開き直り、
5往復ほどして待避所に戻り「あのビデオ録ってたのなんなんだろうね」と話をしていると
車が1台上ってきて待避所に入ってきた。ドアが開き、車から降りてきたのはビデオ男。
今度はビデオではなくマイクとカセットデッキを担いでいる。
「峠を走るバイクのビデオを作っているんだけど、インタビューさせてくれないかな」
「もちろん、声だけで顏とかは一切出ない形にするから」
今だったら即座に断るのだが、その頃は純情だったのか、お人好しだったのか。
向こうが用意した幾つかの質問に答えると、
「どうもご協力ありがとう。近いうちにビデオが出るのでよろしく」
そんなことを言ってビデオ男は去って行った。ちなみにノーギャラである。
「どうせ、ビデオが出るなんて嘘だろう」私達はそう思っていた。

この出来事から数ヶ月経ったある日。
私はWOLFの整備絡みでバイク屋に行った。
すると社長がニヤニヤしながら「あがてさん、ビデオに出演したんだって?おめでとう」
はて?ビデオの話は誰にも言ってない。なぜ社長がその話を知っているのだろう。
不審に思って聞くと、バイク屋の常連さんが、「正丸峠」と題名にあったビデオを
レンタル屋で借りて見ていたら、どこかで見た様なWOLFが出演していたそうな。
「まさか」と思いつつも着ているツナギの色などから私ではないかと思ったらしい。
それだけなら「らしい」ですむのだが、WOLFのナンバーがしっかり映っていたらしく、
それを常連さんが社長に問い合わせたら私だった・・・と。

そのビデオ(確か「バリバリハングオン3」だったかな)、幸か不幸か私は見ていない。
どうせ、すぐ廃版になっただろうし、この先もきっと見ることはないと思うが、
ちょっと見てみたい気もする私の黒歴史である。

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2006.12.15 Fri
WOLF - 10 - 「pacemaker」
お日様はすっかり西に傾き、観光客で賑わっていた頂上に静けさが戻る。
停める場所もないくらい溢れていたバイク達もすっかりいなくなった。
「さて、そろそろ走りますか」
私達はすっかり根の生えた重い腰を上げ、軽くストレッチしながらエンジンをかける。
ヘルメットを被り、グローブを着け、各々バイクに跨がり、1台、2台と道に出ていく。
が、2台出ていった後は誰も出ない。
最後に出るつもりの私は残っている4台に「先に行け」と手でうながす。
ところが、みんな私に「先に行け」と返してくる。私と同等かそれ以上速い奴らなのに。
ここで譲り合っていては時間の無駄だ。私達に残された時間はそれほど長くない。
意を決して、道に出る。すぐさま4台がぞろぞろと私の後ろにつく。
1往復目は道路状況の下見と、歩行者の有無を確認しながらゆっくり走る。
2往復目は少しペースを上げ、昼間の走行ラインで走りながら再度歩行者の有無を確認。
3往復目から本来の走行ラインに切り替え、本来のペースで走り始める。
とは言っても、ここは公道。全力で走るほどバカでもなければ若くもない。
そのくらいのさじ加減は私だって心得ている。
それでも、1速で回るコーナーではアクセルを開けるとフロントが浮いてくる。
だが、リヤタイヤがしっかり車体の向きを変えてくれるので恐怖感はない。
むしろ楽しくてしかたがない。

10往復ほどしてウインカーを出し、私ひとり誰もいない待避所に入る。
ずっと先頭を走っていた(走らされていた)プレッシャーなのだろうか?
思っていた以上の疲労を感じつつ、煙草を吸いながらボーッとみんなが走るのを眺める。
ふと気付くと夕暮れはもう間近。
最後にもう一走りと、WOLFに跨がり、先ほどの4台が通過するのを見計らって最後尾につく。
『やっぱり、後ろは楽だねぇ』ひとりごちながら頂上まで行き、4台の後に続いてUターン。
すぐに走り出すと思いきや、なぜかみんな走り出さない。
バイクか車が来ているのかと後ろを振り返り、後方を確認するが何もいない。
『変だな?』と思いながら前を向くと、みんな揃って「先頭に行け」と合図している。
「ダメダメ、どうぞお先に」と合図する。が、みんな首を横に振って拒否する。
シールド越しにほのかに見えるみんなの目は心なし笑っているようだ。
仕方なしに先頭に出て走り出すと、みんな嬉々としてついてくる。
『これは新手のいじめなのだろうか?』そんな疑問が頭の中に浮かぶ。

夕闇が峠全体を覆う頃、私達は走るのをやめて待避所に入る。
ヘルメットを脱いだところですかさず
「なんで俺ばっかり先頭にするんだよぉ。これはいじめか?」と抗議すると
「だって、あがてさんのペースって速すぎず、遅すぎずでちょうどいいんだもん」
「そうそう、あがてさんって絶対に無理しないしミスもしないから信頼できる」
「背中を見てると何をやっても転倒しない感じがして安心して後ろを走れるんだよね」
誉められてんだか、けなされてんだかよくわからない。

まあとにかく、夕方走る一部の連中にとって私はいいペースメーカーとなったのだった。

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2006.12.14 Thu
WOLF - 9 - 「滑降」
ある冬の日のことである。
例のごとく禁断症状に見舞われた私は、WOLFに乗ってふらり近所1周の旅に出た。
が、走り始めるとやっぱり街乗りだけでは物足らず、気がつけばR299を走っている。
ここまで来ると、『誰かいるかもしれない』ということでトンネル手前を右折。
だが、路面状況は最悪。道のそこここには氷が点在し、とても「走れる」レベルではない。
なのに、なぜか「引き返す」という選択肢は私の頭からすっぽりと抜け落ちている。
今から思うと、悪魔に魅入られていたのかもしれない。

ほとんど思考停止状態でヨタヨタと峠道を上り、閉鎖中のバーベキューハウスの駐車場に到達。
当然というべきか、駐車場には人っ子ひとりいない。
さすがに引き返そうかと思ったが、そこから頂上までは凍結もなく路面は乾いている。
そんな路面を見てしまうと、頂上まで行きたくなるのが人情というもの。
ゆっくりとWOLFを発進させる。

頂上に着いてみると、原付スクーターの少年が3人いるだけ。
彼らの横を通り過ぎ、秩父側の道路状況を窺ってみる。
路面はどう見ても飯能側より条件が悪い。車のタイヤが通るラインは凍結していないようだが、
それ以外はカチカチに凍りついていて、それを下るのは自殺行為に等しい。
なのに、なぜか「車の轍に沿って行けば大丈夫」という甚だおかしな判断を私の脳は下し、
私は、ゆっくりと秩父側の道路にWOLFを進める。
平坦な頂上から下りにさしかかった瞬間、風景は素晴らしい勢いでグルリと回転、
私とWOLFは下り1コーナーへ向けて一直線に滑っている。
「ヤバい!」このままでは、私もWOLFもガードレールを越えて崖下へ転落だ。
路面を覆う氷のせいで滑降速度はまったく変わらない。というより加速している。
「もう、駄目か」脳内を今までの半生が走馬灯の様に流れて行く。
が、天はまだ私とWOLFを見捨てなかったようで・・・
コーナーのちょうど真ん中あたりで私とWOLFの滑走は止まった。

ゆっくりと立ち上がり、傍らに横たわっているWOLFを起こそうとする。
だが、ブーツの底はツルツルと滑り、立っているのがやっとで力など入らない。
45°ほど起こしたところで身動きが一切取れなくなり、完全に起こすのは不可能な状態。
『どうしよう』思う間にも私とWOLFはズルズルと滑り始める。と、急にWOLFが軽くなる。
「へ?」見ると、ロードレーサー(自転車)な男性がWOLFを支えてくれている。
「上まで押しますよ」神様の降臨である。
「よいしょ、よいしょ」一緒に頂上までWOLFを押し上げると神様は
「それじゃ、気をつけて」と立ち去ろうとする。
「あ、せめて飲み物でも」言いかける私に
「いや、困ったときはお互い様だから。じゃ」神様は軽く手を上げて行ってしまった。

私は深く感謝しつつ、正丸峠を後にしたのだった。
そしてこの一件以降、冬の山に近寄らないようになったのは言うまでもない。

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2006.12.13 Wed
豆腐屋気取りの悲惨な結末
よく晴れた冬の日曜日のことである。
私はWOLFに乗ってふらりと走り出した。
冷たい北風は鳴りをひそめ、柔らかな日差しが周囲を包む。
これが小春日和ってやつなのだろうか?ただ街中を走るだけではもったいない。
そう思った私はR254を下り始め、気がついたらR299を走っていた。
『せっかくだからトンネルを抜け、秩父方面に出よう』
だが、トンネル手前の信号を目にした途端、反射的に右にウインカーを出し右折。
またしても正丸峠に入ってしまう。
さすがにここまで来ると下界とは違い、冷たい空気がじんわりと体を覆って来る。
頂上の少し手前にある西武が経営するバーベキューガーデンの駐車場に到達すると
見覚えのあるバイクが4台停まっている。私同様、禁断症状に見舞われた常連達だ。
「暖かいから来てみたけど、やっぱり寒いね」なんて会話をすること小一時間。
「焚き火でもしようか」誰かが提案する。
バーベキューハウスは冬季閉鎖中で駐車場には誰もいない。残雪という名の消火剤も豊富だ。
「焚き火だ、焚き火だ、落ち葉焚き~♪」と合唱しながら路肩の石垣を乗り越え山に入る。
と、「ブゥオー、キュキュキュッ!」派手な音を響かせながら某有名豆腐店の社用車と
全く同じ車が上って来る。
「ブォーブォー」言おうが「キュッキュッ」しようが別にどうでも良い。
だが、センターラインを無視して道路いっぱいを使って走るのはどういうことだ?
「ばかやろー!」「谷底に落ちちまえ!」「戻ってくんな、ばか!」
私達の罵りの叫びを意に介することもなく、AE86レビンは頂上へと走り去っていった。

数十分ほど経過し、燃料となる落ち葉や枯れ枝は集め終わった。あとは駐車場に運ぶだけだ。
燃料を抱えられるだけ抱えていると頂上の方からまた「ブォーキュキュッ」と聞こえて来る。
見ると先ほどのAE86だ。相変わらず道路いっぱいを使って走っている。
しばらく眺めていると「ブー」という音が逆側から聞こえてきた。
見ると、乗用車がゆっくりと上って来る。
「まずいな。事故にならなきゃいいが」常連の1人が呟く。と、その直後
「ドガシャーンッ!」
「うわっ!やりやがった!」
もう焚き火どころの騒ぎではない。慌てて山から道路に下りる。
どちらの車も前面はグシャグシャに潰れ、AE86のフロントガラスは砕け散り、
衝突の酷さを雄弁に物語っている。
「すみません、すみません」顔面血まみれのAE86のドライバーが相手側の車に向かって
必死に頭を下げている。
運転していた女性は目立つ外傷こそないようだが、胸をハンドルに強打したようで、
顔面蒼白でうずくまっていてちょっとヤバい感じだ。
「すみませんじゃないよ!」相手側の車に乗っていた男性が吐き捨てるように言う。
そりゃそうだ。普通に車線を守り、ゆっくり走っているところに正面から突っ込まれたのだ。
「警察と救急車呼びますね」常連の1人が茶屋の電話を借りに頂上へ向かう。

この後、どうなったのか記憶に残っていない。
警察が来るまで交通誘導をしていたような覚えはあるのだが定かでない。
とりあえず、どれだけガラガラに空いた道でもセンターラインは割るなと。
そういうことだ。

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2006.12.12 Tue
緊張の忘年会
世間は師走。師走と言えば忘年会。
てなことで、今までの半生の中で一番緊張した忘年会の話をひとつ。

正丸峠が凍結で走れなくなる少し前の日曜日。
常連達の間で忘年会の話が持ち上がった。
たまには、違う姿で会ってみたいとみんなが思っていたのかどうかはわからないが、
話はトントン拍子に進み、その日のうちに幹事が決定。

そして忘年会当日。
たしか金曜日だったと記憶している。
仕事が長引き、待ち合わせ場所に少し遅れて到着すると既にみんな集まっている。
革ツナギ姿しか見た事ない連中のスーツ姿や私服姿は妙に新鮮。その数ざっと10数人。
よくも、ここまで集まったものだと関心しながら忘年会場である居酒屋へ。
全員若い(20代前半以下)せいか異様な盛り上がりを見せつつ1次会終了。
2次会は幹事が知っている店があるというのでそこに決定。
店の前に着くと、幹事が「ちょっと待ってて」と店内に消える。
しばらくして出てくると「9時から宴会が入ってるけど、一緒になってもいい?」
いい加減、酔いの回った私達に冷静な思考力は無い。「いいよ」と言いながら店に入る。
「おお!すげぇ」飲み屋というよりは旅館の宴会場と言った方が正しいかもしれない。
20人くらいで合唱ができそうな広さのステージ。中央にはカラオケの機械とスタンドマイク。
そして楽に80人くらいは収容できそうなソファとテーブル。
その席の前半分は宴会の客用らしく、私達は最後列ちかくのテーブルに落ち着き、
他に客がいないのを幸い、カラオケをガンガン入れまくり歌い、はしゃぎまくる。
宴会の時間が近づいたのか入り口のドアが開く。
何気なく入り口の方を見ると、入ってきたのは「いかにも」というより「そのもの」な人。
なんとなく嫌な予感がする。私達は会話をやめ、無言で見守る。
そんな予感を裏付けるように、「そのもの」な人達はどんどん入ってきて整然と席に着き、
あっという間に前半分は「そのもの」な人達によって埋まった。
先ほどまで店内に流れていたBGMは消え、店内に静寂が訪れる。もちろん私達も完全に沈黙。
宴会の幹事さんが挨拶を始める。
「今年も○○会の・・・」もう疑う余地はない。「そのもの」な人達の宴会である。
「乾杯!」「カンパイ!!」会場に野太い乾杯の声が響き渡る。
間髪を入れずにカラオケが演歌?のイントロを奏で始める。
「○○組、舎弟○○君、歌は兄弟仁義!」「ハイ!」そんな感じの紹介と元気な返事、
そして「そのもの」な若い人が歌い始める。
客席は無言、手拍子ひとつ取らず、飲み物や料理にいっさい手をつけることもなく、
ただ真剣にステージを睨みつけ見つめ、歌い終わると万雷の拍手。
その間だけガバガバと飲み、食い、また紹介が始まるとピタッと動きを止めて歌を聴く。
その光景にあっけを取られつつもビビリまくりな私達は、小声で帰る算段を相談。
と、それまでの演歌調とは似ても似つかない曲調のイントロが流れ出す。
「ドクンッ!」私の心臓が大きく高鳴る。
そう、宴会直前に私が入れた歌だ。
「そのもの」な人達の突き刺すような視線が、私達に一斉に降り注がれる。
歌うか、歌わずに素知らぬ振りをするか。どちらにしても何かありそうだが、
開き直って歌ってしまう方が何もなさそうな気がする。
「逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ・・・」
意を決してステージに上がり、宴会客を見ないように歌い始める。
店内はただひたすら静まりかえり、音と言えばカラオケと私の歌だけだ。
チラッと宴会の客席を見ると、身じろぎもせず私を見ている。とても怖い。怖過ぎる。
「そのもの」な人達の鋭い視線で体中が蜂の巣にされたころやっと歌が終わる。
最期の力を振り絞り、お辞儀をすると無表情な万雷の拍手。
その中をよろよろと歩き、仲間のいるテーブルに辿り着くと
「さぁ、帰ろう」とささやく仲間の声。周りを見るとみんな帰り支度が整っている。
私の次の「そのもの」な人の歌が終わるのを見計らい、ダッシュで店を出た。

その後、峠の常連達との忘年会は数回あったが、その店を使うこと二度となかった。

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2006.12.11 Mon
怖い・・けど温か~い
さて、世間はすっかり冬である。
冷たい風がピィプゥ吹きすさび、気温はガンガン低下する。
やがて指はかじかみ、体は冷えて硬くなり・・・過酷な季節である。
そんな季節でもバイクに乗り続けるライダーにとって、とても有り難いもの。
それは、熱い缶コーヒー。
それが証拠に、故尾崎豊氏も「100円玉で買える温もり、熱い缶コーヒー握りしめ♪」
と声高らかに歌っていた。
彼の素晴らしさは、「100円玉」の枚数を「1枚」と限定しなかったところにある。
これが「100円玉1枚で~」となっていたら、現在まで歌い継がれることはなかったであろう。
と、そんな話は置いといて、缶コーヒーにまつわる話をひとつ。

とてもよく晴れた、だが風の強い日のことだった。
私は、凍結しているかどうか自分の目で確かめたくて正丸峠に向かった。
正丸トンネルの手前で右折し、峠道に入ると日陰が妙に濡れている。
嫌な予感を抱きながら頂上まで上がると、常連が3人ほど佇んでいるのが目に入った。
彼らの横にWOLFを停めて、いつも走る秩父側の道路をみると見事なアイスバーン。
すぐに帰るのも癪なので、常連達と「今年も終わったね」などと、とりとめのない話をする。
しかし寒い。気がつくと灰色の雲が空を覆いはじめ、お日様の光をさえぎっている。
頂上を吹き抜ける風も一段と冷たさを増してきたようだ。
「帰ろうか」誰かがボソッと言う。まだ日は高いが、その言葉に逆らう者はいない。
4人の物好き達は、仲良くそろって峠を後にする。

R299と県道15号がぶつかる交差点脇の雑貨屋で休憩。
肩を寄せ合うようにしてベンチに座り、峠の頂上での話の続きを再開。
と、黒塗りのドイツ製某高級車が私達のそばに停まった。
某高級車のウインドウは全てスモークフィルムで覆われ、車内はまったく見えない。
車体から発する剣呑なオーラに、私達の言葉は少なくなっていく。
某高級車のドアが開き、その車以上に重厚かつ剣呑なオーラを発する「いかにも」な
男性が降り立つ。
男性は飲み物の自動販売機に歩み寄りながら「おう、寒いな」と私達に声をかけてきた。
「はい。寒いですねえ」接客のバイトをしていた影響か、反射的に言葉を返す。
「その格好はバイクか。バイクじゃこの寒さは辛いだろう。ん?」
自動販売機に硬貨を投入しながら「いかにも」な人は、言葉を続ける。
一緒にいる常連達に救いを求めるべく視線を送るが、みんな私から目をそらす。
全会一致で私に広報担当?を押し付ける決定をしたようだ。
「えぇ、手がかじかんだりしてけっこう辛いですね」
真っ白くなりつつある脳内から必死に言葉をたぐり寄せて答えると
「おら!好きな物のボタンを押せ」男性は、顎で自動販売機を指し示す。
「いや、いいですよ。さっき飲んだばかりですし・・・」
「いいから飲めよ。遠慮すんな」
これ以上断ると、事態が悪化しそうな気がした私は覚悟を決めて自動販売機の前に立つ。
ほとんど思考停止状態でボタンを押し、熱い缶コーヒーを取り出す。

「どうもありがとうございます!」最敬礼で感謝の言葉を発する私達に
「おう」まるで若い衆に答えるかのように手を上げて男性は去って行った。

正直な話、缶コーヒーを買うのにここまで緊張したのは初めてである。
ただ、いつもの缶コーヒーよりも数段温かく感じたのは緊張のせい。ではないと思う。

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2006.12.10 Sun
WOLF - 8 - 「交差点にて」
チャンバーを入れた翌日は日曜日。
てなことで、さっそくお出かけの為にWOLFのエンジンをかける。
アイドリングの音はノーマルに比べ少々大きめで、金属音が混ざった様な感じ。
決して耳障りではなく、むしろ私には良い音に感じられる。
水温計の針が動き出したのを確認して、ゆっくりと発進。
極低回転域(2500rpm~3500rpm)のトルクが薄くなったのを感じるが、気になるほどではない。
5000ちょいから6500rpm付近の不整爆発ゾーンはノーマルよりももたつく感じを受ける。
が、それを過ぎるとノーマル以上にエンジンはスムーズに回っていく。
ここまで確認したところで、交差点が目前に近づいてきた。
左折すべくウインカーを出し、ブレーキング。2速から1速に落とす。
対向車も無く、横断歩道を渡る自転車も歩行者もいない。
「ベロベロベケベケ」と不整音を響かせながら軽く車体をバンクさせ、
「グ~イ」とアクセルを開ける。と、アクセル開度と同調するようにWOLFのフロントも
「グ~イ」と路面を離れていく。
だが、不思議と怖さは感じない。感じないのだが、車体はまだ完全に曲がり切っていない。
信号待ちの対向車、先頭から2台目をロックオンした状態である。
ロックオンされた車の運転者の目は被弾の恐怖に脅え、硬直している。
左折してきたバイクがいきなりフロントを持ち上げながら襲いかかって来るなんて、
夢にも思っていなかっただろう。しかも道路は1車線。逃げられる術はない。
いちおう断っておくが、私だって車に襲いかかるつもりは毛頭ない。
できればハンドルを切って回避したいのだが、頼みのフロントは宙に浮いている。
ハンドルを切ったところで方向を変えるわけがない。八方ふさがりである。
だが、私と車の運転者の恐怖を嘲笑うかのようにWOLFは後輪だけで「グイッ」と
きれいに向きを変える。
どうやら、私がミサイルになる事態は避けられたようだ。
「このお転婆め!」罵りながら2速に入れる。
スッとフロントが地に着いた感触と同時に、鋭いダッシュ。あっという間に対向車の車列は
バックミラーの点となる。
その加速は体感で言うと、ノーマル比で3割増しくらい。
言葉にすると大したことではないようだが、初めて2スト250のパワーバンドを体験よりも
数段強烈。というか怖い。

ポン付けのチャンバーで、ここまでパワーが出るとは想定外。
おかげで、交差点を曲がる時など今まで以上に神経を使うことになったのだった。

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2006.12.09 Sat
WOLF - 7 - 「チャンバー」
パワー的には十二分過ぎるくらいパワフルなWOLF。
私自身、これ以上のパワーはいらないと思っている。のだが、何者かが頭の中に話しかける。
『ねぇねぇお兄さん、チャンバーなんて入れてみたくない?』
思えばCB50、VT、初代MVXはノーマル。2代目MVXもポジション関係はいじったが、
吸排気関係はいじっていない。
幸い、懐はほんのり暖かいし、一度は換えてみるのもいい経験かもしれない。
というわけで社外チャンバーを入れることに決定。
さて、どのメーカーにするか?
メーカーはそれこそいろいろあるが、やはりスズキの2ストと言えば「SRSスガヤ」
雑誌で調べてみたら'88VΓと共通のようだが、WOLFの設定もある。価格は当時で85,000円。
並列系より少々高い気もするが、さっそく行きつけのバイク屋に行き、
「スガヤのチャンバー、レーシングじゃなくてストリートの方くださいな」と発注。
現物は見ていないので、どんな形状なのかわくわくしながら待つこと1週間。
バイク屋から「チャンバー来たよ」との連絡に、すぐさまバイク屋に駆けつける。
店の裏にWOLFを回し、店員さん(当時は社長以外に店員さんが1人いた)と一緒に
スガヤの名が入った長細い段ボール箱を開封する。
「おおぅ!」鈍い鉄色に輝くチャンバー本体(クリア仕上げ)に思わず声が出る。
店員さんに手伝って貰いながら、交換作業に入る。
「!」ノーマル同様に左右出しだと思っていたら、なんと右側2本出しだ。
それに、サイレンサーが異様に小さい。ノーマルのサイレンサーと比べると、
サイレンサーというより缶ジュースの缶のようで、すぐに音がうるさくなりそう。
などと思いながら、スプリングでチャンバー本体に接続して、作業終了。
外観はこんな感じ。

88RGV250.jpg
※ 画像は参考画像です。実物とは細部(なのか?)が異なります。

ノーマルよりもスパルタンというか、なんかカッコイイぞ。と自画自賛。
ふと気になったのがセッティング。
基本的なデータでもあるかしらん?と取り付け説明書を読み直すと
「このチャンバーは、セッティングなしで走行を楽しむことができます」とある。
いちおうセッティングは不要と書かれているし、しばらく走ってみて、それで何か
引っかかるものを感じたらセッティングを考えよう。ということにして後片付け。
とりあえず家に帰り、チャリンコに乗り換えて再度バイク屋に行く。
そして現状、不用となったノーマルチャンバーをチャリンコの両サイドにくくり付け、
すれ違う人々に不審がられながら、家に持ち帰ったのであった。

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2006.12.08 Fri
葬られた真実!? - 真珠湾攻撃 -
1941年12月8日(現地時間7日)。
今から65年前の今日、日本海軍機動部隊の航空母艦「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛竜」
「翔鶴」「瑞鶴」から飛び立った攻撃部隊(第一波183機、第二波171機)は、
ハワイの真珠湾に襲いかかった。
世界史的に太平洋戦争の始まりとされる「真珠湾攻撃」である。
この攻撃により、アメリカ太平洋艦隊の戦艦8隻のうち5隻を撃沈、着底させ、残りの3隻にも
損傷を与えるという大戦果を上げ、「航空機による艦船攻撃」の優位性を世界に知らしめたが、
実は、『戦艦群に止めを刺したのは、密かに作戦に参加していた日本海軍の秘密兵器だった』
と言う噂が一部の識者の間では、まことしやかに流れている。
そんなどこぞの仮想戦記みたいな話など、あるわけないと一笑に付していたのだが・・・

今、私の手元に60年間非公開とされた真珠湾攻撃に関する文書のコピーがある。
「TOP SECRET」のスタンブがベタベタ押されたその文書には
「A secret weapon of the Japanese Navy?」とあり、1枚の信じ難い写真が添えられていた。
まずは、こちらをご覧いただきたい。
(この記事中の画像は全て、クリックすると多少大きくなる)
arizona.jpg

日本海軍の航空機攻撃により沈みゆくアメリカの戦艦「アリゾナ」の画像である。
特に秘密兵器らしき物は写っていない。
では、手に入れた文書の、違うアングルから撮影された「アリゾナ」の写真をご覧いただこう。

arizona-2.jpg

おわかりになっただろうか?
大破、炎上している「アリゾナ」に止めを刺すかのように船体後部にのしかかる
巨大な「小動物」らしき「モノ」の姿が明確に写っている。
この「モノ」の形状からして、アメリカ軍の物とは思えない。
文書中の「It is an unbelievable secret weapon!」(信じ難い秘密兵器だ!)の言葉が
アメリカ軍の兵器でないことを裏付けている。

文書によると、戦艦「アリゾナ」に止めを刺した「秘密兵器」は、強力な武器である
肉球パンチによって戦艦「ウエストバージニア」も大破、着底させた。
だが、その他の艦には目もくれず沖合に消えて行ったと記録されている。
きっと動かないオモチャに飽きてしまったのだろう。
その後、この秘密兵器が目撃されたという公式の記録は無い。
唯一、それらしき記録と言えば、太平洋戦争末期の1945年7月30日に日本海軍の潜水艦、
伊58に撃沈された重巡洋艦「インディアナポリス」が沈没寸前に送った無電の中に
「Oh! my god! Cat! huge cat!」(猫!巨大な猫!)という一文があるだけである。


と、妄想してみたり。

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2006.12.07 Thu
WOLF - 6 - 「日常点検は大事だよ」
秋のある連休初日のことである。
いつものように、私はWOLFで正丸峠に向かっていた。
紅葉にはまだ早いが、行楽シーズンとあってか普段より山へ向かう車の数が多い。
路肩では、白馬に跨がる王子様に勝負を挑んだ勇者?が、赤とか青の色の付いた
「有料」の賞状を手渡され、感動にむせび泣いている。
そんな光景を横目で生暖かく見守りながら通過すると「グゥ」と腹の虫が鳴った。
道端の街灯に併設されている時計を見ると正午過ぎ。
峠の手前の正丸駅で腹ごしらえしてから峠に上がることにする。

正丸駅に入ると、見慣れたバイクが5台ほど既に停まっている。
それらの横にWOLFを停めて茶屋に入ると「よお!」「こんちは」と声がかかる。
声の主ひとりひとりに応え、既に顔見知りとなった店の人にたぬきソバを注文。
出てきたソバを啜りながら、午前中の峠の状況を聞く。
バイクの数は多いが、事故が起きていないことに安堵を覚える。
食事を終え、茶屋を出てバイクの傍で下らない話に花を咲かせながら何気なくWOLFの
Fブレーキキャリパーのあたりを見る。なんかおかしい。しゃがみ込んでよーく見る。
外側のブレーキパッドは5分ほど残っているが内側のパッドがほとんど残っていない。
走行距離7000km程度で、こんなに減ってしまうとは思ってもみなかった。
これでは、峠なんか走れない。自分の迂闊さを呪いながら来た道を引き返す。
だが、まだ日は高い。諦め切れない私は、道々のバイク屋をシラミつぶしに当たってみる。
が、どの店もWOLFのブレーキパッドを置いていない。
そんなことをしているうちに川越まで戻ってきてしまった。
仮にパッドを交換できても正丸峠に引き返す気はないが、せめて翌日から走れるように
パッドだけは入手しておきたい。
そんな思いが通じたのか、赤いヒゲオヤジの看板が目に入る。そう「赤男爵」である。
『あ、ここならあるかもしれない』消え入りそうな期待を胸に赤男爵に入る。
すかさず私に近づいてきた店員にWOLFのブレーキパッドの有無を尋ねると、
「ちょっと待っていて下さい。探してみます」と店の奥に消える。
1分、2分と、時間が経過するごとに希望と不安が交互に私を苛む。
5分、10分。なかなか戻ってこない店員にお門違いとわかりながらも苛ついてきたその時、
店員が戻って来る。
「すみません。WOLFのパッドはありませんでした。注文しますか?」
最期の希望も断たれた。注文するなら行きつけのバイク屋でも同じである。
店員に礼を言い、赤男爵を出て帰宅。
行きつけのバイク屋にパッドの発注をするが、メーカーが休みなので入ってくるのは
連休明けになると言う。
というわけで、「日常点検は大事だよ」という大事な教訓と引き換えに、
引き蘢り状態の連休を過ごしたのだった。

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2006.12.06 Wed
こそこそと手直し
先日、私のブログにいらっしゃって下さるTOMさんのブログのエントリ
「使用ブラウザは?」
を読んで、ふと思った。『私のブログはどうなんだろうか?』
いちおうこのブログを立ち上げた際に「InternetExplorer 5.2 for mac」と「Firefox」での
確認はしているから多分大丈夫だと思うのだが。でもちょっと不安。
ということで、検証してみようと思ったのだが大きな障壁がひとつある。
それは、私のマシンがMacであるということ。さらにプロセッサが現行のintelではなく
Power PC G5 なのだ。
つまり、動作環境がWINDOWS限定のブラウザ(「Sleipnir」等)は一切検証できないのである。
まぁ、IEは5.2が大丈夫だから6、7もきっと大丈夫。
「Sleipnir」は「上級者向け」だそうなので、問題なかろう。
はなはだいい加減で申し訳ないが、できないものはしかたがないのである。
できることからはじめよう。ということで「Netscape 7.1」をダウンロードして確認。
ふむ、普通に見られる。
それではと、最近気になっている「Opera 9.02」をダウンロード、インストールして確認。
むぅ、記事本文の改行が全くされていない。コメントのツリーもガタガタだ。
とりあえず違うテンプレートにして確認すると改行もまともになるのだが、
このテンプレートには愛着がある。というか、ユーザーフォーラムやらなんやらと
調べまくってHTMLをいじくり、(ちなみにHTMLの知識は全く無い)やっとこさ、
カテゴリーをツリー化することができたのだ。
あれをもう一度やれと言われても、どこをいじったかすっかり忘れているし面倒くさい。
なにか簡単にできる対処法はないだろうかと、藁にもすがる思いでこのテンプレートの作者、
まるぼろらいとさんのブログにお邪魔すると、簡単な対処法がUPされているではないか。
「ラッキー!」とばかりに対処法どおりにHTMLをいじって、「Opera」で確認。
おおっ!ちゃんと改行されている!だが、念には念を入れてもう一度確認。
「あれっ?」なぜかは知らねど、元の改行無しに戻ってしまっている。
もしかしたら変更後に更新ボタンを押し忘れたかと確認するが、ちゃんと変更されている。
なぜなのだろう?いくら頭をひねってみても根本的に知識がないからわからない。
なんだかやる気が失せたので、ボーッと共有プラグイン一覧なんぞを眺めて現実逃避に走る。
と、「カテゴリーをツリー化うんぬん」という言葉が目に入ってきた。
説明を読むと、まさに私が求めていたものと同じである。しかも設定は簡単極まりない。
これぞ、天の助けである。即座にこのプラグインをお借りして、テンプレートも新しく
ダウンロード。
ちょこちょこと体裁を整えて、「Opera」を開き再度挑戦。
今度は、改行もツリー部分も崩れることはなくバッチリ。何度確認しても大丈夫だ。
ということで、検証終わり。
その他のブラウザについては、まぁ、きっと大丈夫。だと思う。

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2006.12.05 Tue
WOLF - 5 - 「タイヤ」
小型ミサイル被弾の傷も癒え、相変わらずの峠三昧。
当然のことながら、タイヤもどんどん減っていきタイヤ交換の時期を迎えた。
次に入れるタイヤは、これまた当然のことながらハイグリップタイヤ。
なのだけど微妙に気になる点がひとつ。
WOLF('88)のタイヤサイズは、F : 110/70 17 53H 、R : 140/60 R18 64H 。
そう、フロントはバイアスタイヤ、リヤはラジアルタイヤという独特の設定なのだ。
現代の目から見るとこの設定は不思議に感じるかもしれない。
だが、当時はバイク用ラジアルタイヤの黎明期。
バイアスタイヤのしなやかさに慣れているライダーにとって、ラジアルタイヤの固さ(剛性の高さ)
は異質(特にフロント)で、私の周りでは決して評価は高くなかった。
実際、この頃の全日本250ccの上位クラスを見ると、前後共ラジアルタイヤだったり、
リヤはラジアルでもフロントはバイアスだったり。
まぁ、レースの世界がそうだからという訳ではなく、「ストリート」主体のWOLFだからこそ
違和感があまりないようにフロントをバイアスに設定したのだと思っているが。
てなことで、前後で違う銘柄のタイヤになってしまうが、深く考えないことにして、
マン島TTの入賞者が経営する都内の某タイヤ屋へ。
「おっちゃん、タイヤ頂戴」
「あいよ!DUNLOP、横浜、ブリジストンとあるけど、どんな所を走るんだい?」
「うーん、峠」
「だったら、これ入れとけ。間違いない!」
実際は、お互いにもっと丁寧なやりとりだが、要約するとこんな感じ。
で、入れたのがフロントはDUNLOPのTT500GP、リヤは同じくDUNLOPのGPR10「ライディーン」
「ライディーン」という名前に懐かしさと同時に「ライディーン」の必殺技を思い出し、
少々、不吉な予感を抱きながら店を後にした。

この組み合わせ、最初は何か不具合が出るかなと思ったのだが、どんなに攻めても、
雨天などの悪天候でも全く不具合を感じることはなく、また、「ライディーン」の必殺技が
発動されることもなく、愛用のタイヤとなったのだった。

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2006.12.04 Mon
WOLF - 4 - 「ミサイル命中! orz 」
以前、「スプリンタートレノ」という名の大型ミサイルが襲来した話をしたが、
「峠」という場所柄、各種小型ミサイルも襲来したりする。
そんな話をひとつ。

WOLFの正丸峠初出陣において「竿立ち」という芸当?を披露してから1ヶ月。
徐々にパワーにも慣れ、最初は怖ささえ覚えた加速が快感になりつつある頃のこと。
いつものように午後早い時間に正丸峠に到着。下見がてらゆっくりと下る。
この日はことのほかバイクが多く、いつもの待避所はみっしりとバイクが詰まってゐる。
それでは、と下の直線に行ったが、こちらもみっしりと(以下略)
結局、1往復して夕方の常連が数人停まっている下り2コーナー目の小さな退避所に停める。
ヘルメットを脱ぎ、既にいる常連達に挨拶。彼らが並んで坐っている石垣の上に私も坐り、
「今日はいちだんと(バイクが)多いねぇ」などと時間つぶしの談笑。
平和な時間がゆったりと流れる中、下り1コーナーを立ち上がってきたMBX125F。
最近知り合った若い常連のひとりだ。
「おおーい!」と手を振ると、気がついたのか、バンクさせたまま軽く外足を上げて挨拶。
そのまま下っていく。
しばらくすると、2スト250数台と一団となってMBX125Fの彼が目の前を走り過ぎる。
暇をもてあましている私達は「行けー!」「がんばれー!」と声援を送る。
往復するごとにバトルがどんどん過熱していき、少々危険な領域に入って来る。
全車センターラインこそ割らないが、ちょっとミスったら即転倒という雰囲気。
「ちょっと止めた方がいいんじゃないか?」
「そうだな、次に下ってきたらピットインのサインでも出すか?」
そんな話をしていると、彼らが下り1コーナーを立ち上がり、こちらに向かってくる。
と、MBX125Fがクリッピングポイントにつくかつかないかの場所でスリップダウン。
地対地ミサイルと化したMBX125FはWOLFに向かって一直線。
「ドンッ!」という鈍い音と共にWOLF被弾!
その瞬間、WOLFは軽く跳ね上がる。
が、幸運なことにサイドスタンドは外れることなくそのまま着地。転倒は免れる。
だが、MBX125Fはその破壊力の大半を失いつつも針路を変え隣に停まっているバイクに命中。
不幸なことにそのバイクはサイドスタンドが外れ、ゆっくりと横倒しになる。
慌てて石垣から飛び降りた私達は、とりあえず、倒れたバイクとミサイルMBXを起こす。
ある程度、場が落ち着いてからWOLFの被害を確認。
えらい勢いで突っ込まれたわりには、転倒しなかったせいで特に被害はないようだ。
ホッとしながらリヤホイールに視線を移す。ん?何か妙な感じがする。
しゃがみ込んでリヤホイールをじっくり眺める。しばらく眺めてハッと気付いた。
リムが一カ所、めくれ上がっているのだ。
慌てて、めくれ上がっている箇所に手を当て、唾を塗ってエアが洩れているか確認する。
幸いなことにエア漏れはないようだ。だからといって走り回るわけにはいかない。
思わぬ事態に頭を抱えながら、MBXの彼と連絡先を交換、そのまま峠を下りてバイク屋に直行。

幸い?ホイール以外にはダメージが無く、ホイール交換のみですんだが、
走行距離わずか3000kmにしてWOLFはいわゆる事故車となってしまったのだった。

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2006.12.03 Sun
WOLF - 3 - 「竿立ち」
MVXが無事に里親に引き取られるのと時を同じくして、WOLFの慣らし運転も終了。
というわけで、街乗り用ジャケットから革ツナギに着替え約1ヶ月ぶりの正丸峠へ。
まずは手前のR299で全開テスト。といきたいところだが、当時のR299は至る所で
白馬に跨がった王子様が下々の者達の走行を監視していらっしゃった。
例えば、脇道を上った崖の上。川の対岸にある果樹園。長い直線の手前の脇道。
いい気になって、追い越しをかけようものなら(ほぼ全線イエローラインである)
どこからともなく現れて、赤や青の色紙を下賜されるのである。
また、現在は廃業して跡だけが残る最終ガソリンスタンドの先。スタンド手前から
上り坂になり、そしてすぐ下り坂と、いわゆる「縦のブラインド」となっているのだが、
ひどい死亡事故が起きてから毎週のように電波探知機で取り締まりをしていた。
そんな状況なのでおとなしく車の流れに従い、ゆるゆると頂上に到達、そのままゆるゆると
下見の1往復をして2往復目。アクセルをジワリと開けると、MVXとは比べ物にならない加速。
正直な話、現状では7000回転くらいまでしか怖くて回せない。
あっという間にコーナーが近づいてきたのでブレーキング。
フローティングディスク特有の「ミィーッ」という音とともに一気に減速する。
少々カックンブレーキ的な感じだが、この制動力は頼もしい。
コーナーリングは、F17インチ、R18インチという設定のためか、フロントから曲がっていく
ように感じたが切れ込むこともなく、安定して狙ったラインが取れる。
それにしても、この車体のガッチリ感は凄い。どんなに無理をしても破綻しない安心感がある。
現代バイク(当時)の出来の良さに感動しながら5往復ほどして、常連達のいる場所に入る。
途端に常連達から手荒い祝福を受け、その後はお約束の試乗会。
試乗会が一段落したところで、「さて、ひと走り」とヘルメットを被り、WOLFに跨がる。
通行する車両の切れ目を窺っていると「バーボー」とやかましい車が上って来た。
幸か不幸か、その「バーボー」車の後にバイクも車もいない。
『あの車でちょいと小手調べといくか』
「バーボー」が通過するタイミングを計りながら、軽くレーシングする。
「バーボー」が通過、私は7000回転でクラッチミート。
WOLFは「バーボー」を追撃すべく鋭くダッシュ!のはずだったのだが・・・
「パパーンッ!」乾いた排気音と共にWOLFはフロントを高々と持ち上げる。
竿立ち状態のWOLFに引きずられまいと必死の私は、WOLFと一緒にバタバタ歩く。
どんな操作をしたか覚えてないが(たぶんクラッチを切ったのだろう)とりあえず、
WOLFのフロントは地面に着き、ホッとひと安心と同時に「ワハハハハ!」と多数の笑い声が。
何事もなかったかのように装いながらゆっくりと発進して、その場を逃げる。
3、40分ほど往復し、もうほとぼりが醒めただろうと判断し、みんなのいる場所に入る。
と、途端に「バッカで~」「ダセー!」」とひとしきり罵詈雑言の嵐。
この連中が、人を徹底的にこきおろす習性があるのをすっかり忘れていた。
そんな中、1人の常連が
「みんな笑っちゃいるけど、WOLFって凄いパワーが出てるんだなって驚いてたよ」
と、私をなぐさめるかのような感じで言う。
たしかに普通より長めにクラッチを繋いで、あんなんなったのは初めてだ。
あらためてWOLFのパワーに感動しつつ・・・
しばらくの間、これがトラウマになり高回転域で発進できなくなったのはいうまでもない。

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2006.12.02 Sat
歳をとると・・・
「歳をとると怪我の治りが遅くなる」
よく聞く言葉だ。だが、私にはまだまだ無縁な言葉だと思っていた。
思っていたんだけど、どうもそれは私の現実逃避だけだったようで・・・

話は今をさかのぼること2ヶ月と1日前の日曜日。
R6に乗って楽しく遊んで無事帰宅。R6を押して家と道路を隔てる段差を乗り越えたところで、
なぜかバランスが崩れてR6が右側にグラリと傾く。当然、私も一緒にグラリ。
「あっ、やばい!」慌てて家の壁に手をついて転倒は免れたが、ハンドルを握ったまま
だったので、手首を変に捻ってしまったらしい。
しばらく湿布を貼っとけば治ると思っていたが、10日経っても治らない。
しかたがないので医者に行ったら「靭帯損傷」それもかなりひどいらしい。
それから1ヶ月半が経過したが、いまだにこんな状態。



おかげで秋という絶好のバイクシーズンを逃してしまった。
みなさんも怪我には気をつけましょう。

画像だと手首が妙に曲がって見えるが気のせいである。
手首の外側(小指側)を副木で固定しているのでそう見えるだけ。だと思う。

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2006.12.01 Fri
MVX250F - 30 - 「さよならMVX」
WOLFは納車は良いが、今まで苦楽を共にしたMVX250Fはどうなったか?
というわけで、MVX250Fの最期を。
最期と言っても、VTや初代MVXの様にトラックや乗用車に突入させたわけではない。
かと言って、足の無い巨大なモビルスーツと死闘を演じたわけでもない。
至極、平和な話である。

WOLF購入の意思を固めた時、MVXをどうするかいちおう考えてはいた。
そう、誰でも最初に考える「下取り」か「売却」である。
だが、程度の良い中古車でさえ新車の原付並みの値段のMVX。
走行距離32,000km越え、かつ、ハンドル、ステップは社外品、シートは自家製アンコ抜き、
その上、カウルは取っ払われて謎のウインカーに変更とマイナスポイントは数知れず。
某大手量販店では「値段が付かない」と言われ、おかげでWOLFの商談の際には
「MVXを下取りに」と言いそびれ、いっそこのまま廃車してしまおうかと思ったが、
それもちょっとしのびない。てなわけで、WOLFとMVXの2台が家の前に並ぶ日が続いた。

そんなある晩のこと。
他部署の人間数人と雑談している際、MVXを処分しようか悩んでいる話をすると、
その中のひとりが「譲ってくれ」と申し出てきた。
彼が言うには、就職を機にバイクを降りたのだが、最近また乗りたくなったと。
彼にMVXの現状と、ノーマル部品が無いことを説明すると「いいねぇ」と乗り気である。
とりあえず「百聞は一見にしかず」の言葉どおり日曜日に実物を見てもらうことにした。
そして日曜日、お互い休日出勤だったので仕事を終えてから一緒に私の家に向かう。
家に着き、さっそくMVXを彼に見せると、「お、かっこいいじゃない」
きっと落胆するに違いないと思っていたのだが、予想外の好評価だ。
MVXを眺め回す彼に、OH後の走行距離、パッドやタイヤ等の消耗具合と交換時期を説明。
ひととおり説明が終わったところで、私のヘルメットを貸し、近所1周試乗の旅へ。
10分ほどして帰ってきた彼はヘルメットを脱ぐなり
「いいねぇ、譲ってよ。幾ら?」
値がつかなかったとは言え、幾らと聞いてきている以上、タダで譲るのも失礼な気がする。
かと言って高く吹っかけるほど、私は悪党ではない。
「じゃあ・・・25,000円!」この値段に根拠は無い。ふと頭に浮かんだ数字である。
「よし!買った!」ということで商談成立。

商談成立から2週間経った土曜日。
彼は遅い夏休みを取り、MVXに乗って実家(東北のどっか)へ旅立って行った。
その後、ほどなくして彼は転職したため、MVXが最終的にどうなったか定かでない。

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