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バイク・雑感
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2006.11.28 Tue
WOLF - 1 - 「バイク屋にて」
さて、バイク屋に到着。
店の前にMVXを停め、はやる心を落ち着かせながら自動ドアの前に立つ。
自動ドアが開くと同時に「いらっしゃいませ」と女性の声。
見ると、普段社長が座っている席に、歳の頃20代後半と思しき女性が座っている。
『ん?この店に女性はいなかったはずだが・・・』
普段と違う状況に少々戸惑いながら、女性に会釈して切り出す。
「あの、WOLF(ウルフ)が欲しいのですが」
「ウルフ・・・あ、HI(ハイ)のウォルターウルフですか?」の言葉に思わず絶句。

ここで甚だ簡単な説明。
「HI(ハイ)」は当時、スズキから出ていた50ccのスクーター。
「ウォルターウルフ( Walter Wolf )」とは、1977年〜1979年にF1に参戦していた
「ウォルターウルフレーシング( Walter Wolf Racing )」のカラーリングである。
スズキは、イメージ戦略の一環としてこのカラーリングの使用権を買ったらしく、
1985年〜1987年、全日本500ccクラスでこのカラーのRG-Γ500、RGV-Γを走らせた。
そんな経緯で、市販バイクにも「ウォルターウルフ」カラーが設定されていた。

というわけで私の欲しいウルフではない。軽いめまいを覚えながらも気を取り直して
「いえ、スクーターじゃなくて250ccのバイクで・・・」と言いかけると、遮るように
「あぁ!Γのウォルターウルフですね!」と笑顔でのたまう。
すっかり脱力してしまったが、ここで負けるわけにはいかない。更なる説明を試みる。
「いや、Γのウォルターウルフじゃなくて、V型Γのカウル無しでウルフというのが・・」
私の説明を聞いた途端、女性は「う〜ん」と考え込む。だが、答えは浮かんでこないようだ。
私と彼女の周囲だけ空気が重くなる。そのあまりの圧迫感に逃げ出そうかと思いはじめた時、
「あぁ、いらっしゃい。どうしました?」
空気の異変を感じたのか裏の整備場から社長が顔を出す。
「ウルフが欲しいんですけど。V型Γのカウル無しで最近出たやつ」
「あぁ、ウルフね。ちょっと待ってて。カタログあるから」やっと話が通じた。
ウルフのカタログを広げて商談というか話が始まる。

20061128183547.jpg

「赤と黒の2色あるけど、どちらにする?」
迷わず「黒」と答えると、「黒ね。ちょっと待ってね」社長はどこかへ電話をかける。
電話を終えると「今、メーカーに在庫を確認したんだけど、赤はすぐ入るから今週中に納車。
黒だと入るまで2週間かかるそうだから納車まで3週間くらい待ってもらうようになるけど」
3週間は長い。だが、ここで妥協して後々黒が良かったなんてなるのも嫌だ。
「いいです。待ちますから黒でお願いします」
「わかった。黒ね。なるべく早く入れてもらうようにするから。あと値引きなんだけど、
うちは大きな店みたいにはできないけど、何か付けて欲しい物はある?」
「そうですね。じゃあ、車体カバーを付けて下さい」
で、商談終了。
こうして、バイク屋との長い付き合いが本格的に始まったのだった。

ちなみに、なかなかボケた応対をしてくれた件の女性は社長の奥さん。
たまに顔を合わせた時など、いまだにこのネタでからかっている。

テーマ:バイク - ジャンル:車・バイク
恥の多いバイクライフ    Comment(8)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
Posted by プー太郎
奥さんナイスですw
HIのウォルターウルフ調べたけど、紺色+オレンジのやつですか?
めまいまで起こすとは・・・
2006.11.28 Tue 21:21 URL [ Edit ]
Posted by ミカズキ
いいですよね〜ウルフ!これが出たときは何で他社も追従しないんだろう?と思ったものです。おいらのNSRもカウル取っちゃおうか??と思ったものですが、よけいな物が丸見えになるので...でしたw
2006.11.28 Tue 21:56 URL [ Edit ]
Posted by 青
初っ端からネタありきですね

ウォルターウルフのスクエア4、今でも欲しいかも・・・
現実的ではないので多分実現しませんがw
2006.11.28 Tue 23:04 URL [ Edit ]
Posted by TOM
ウォルターウルフのカラーリングは好きでした。
Γに似合ってましたよねぇ〜♪

ん?ウルフの話?
そうでしたそうでした(苦笑
でもVΓとの違いは加速性くらいなのかな?
VΓも充分速かったんだけど・・・。
2006.11.29 Wed 19:39 URL [ Edit ]
プー太郎さん Posted by あがてR6
そう、そのカラーです。>ウォルターウルフカラー
記事に入れるのを忘れてましたが、私より少し前に
「HIのウルフカラーが欲しい」と来店した少年がいたそうで、
それで奥さんの脳内では「ウルフ=ウォルターウルフ」と
変換されるようになっていたようです。
2006.11.29 Wed 22:48 URL [ Edit ]
みかづきさん Posted by あがてR6
そうですよね。
ホンダはNSの時にフルカウルのRとノンカウルのFを出してましたから、
NSRが出た時、じきにネイキッドバージョンを出してくれると期待していたんですけどねぇ。
ヤマハはRZRがあるから出さないと思ってましたが。
2006.11.29 Wed 22:54 URL [ Edit ]
青さん Posted by あがてR6
えぇ、初っ端から社長の奥様がやってくれました(笑)

ウォルターウルフのスクエア4、この昔話の記事に何回か出演したGPZ400R乗りの友人Fが、
ウォルターウルフの400Γに乗り換えたので乗らせて貰ったことがあります。
カウルのプロテクション性能が高いのか、スピード感はあまり感じないのですが、
メーターを見ると、えらいスピードが出ているという不思議なバイクでした。
2006.11.29 Wed 23:01 URL [ Edit ]
TOMさん Posted by あがてR6
あのカラーリングは、ほんとΓにピッタリでしたね。

88VΓとの違い、手元にあるウルフのカタログでは二次減速比以外は触れていないので、
それくらいかと思います。(サスの調整機構はわかりませんが)
たぶん、中低速域の加速性能が少々上回るくらいではないかと。
2006.11.29 Wed 23:08 URL [ Edit ]

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